ハニプラ4thライブの感想とか

先日5/12にZepp Diversity Tokyoで行われた

8 beat Story♪ 8/pLanet!! 2nd Anniversary 4th LIVE 「On the pLaNET!!」

に行ってきた。

 

自分がこのライブで何を見て、何を感じたのか。

備忘録として、そして自分の中でぐちゃぐちゃになっている今の感情を整理するためにそれらをまとめていきたいと思う。

 

3rdライブのお話

では早速今回のライブについての感想を書いていこう……

残念ながらそうはいかない。

今回のライブを自分で理解し、他者に説明するためには、このライブの前にエビストというコンテンツが置かれていた状況と、その中でこのライブがどういう立ち位置にあったのかを書かなければならない。

 

ということで、まずは今回のライブの開催が決定された3rdライブについて書こう。

3rdライブの正式名称は

8 beat Story♪ 8/pLanet!! 1st Anniversary 3rd LIVE 「行くぜBLITZ! 青春の想いを込めて!」

であった。場所は赤坂BLITZ(今はマイナビBLITZ。)

ライブが終わった後に公式がツイッターで今回のライブは、「8 beat Story♪ 8/pLanet!!の転機にしたい。そんな想いを込めて、様々な挑戦をぶつけました。」と述べている。

そう、前回のライブは””挑戦””と""転機""のライブであった。

 

ライブタイトルの「行くぜ」や、ライブTシャツのデザインなど節々から挑戦的・攻撃的な様子が見て取れる。

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3rdライブのTシャツ。かっこいい。

ライブ内容を見ても、初めての生バンドを起用し、セトリにロックナンバーを多用するという2次元アイドルコンテンツにしては珍しい挑戦的な内容であった。

 

そんなライブの最中に4thライブの開催が発表された。

「私たちがステージから見る景色、そこにはいつも先生(エビストのファンの通称)がいます。先生の声、笑顔、光、涙。そのすべてが私たちへのプレゼントでした。今日は私達から先生にプレゼントを贈りたいと思います。」という言葉のあとにこの発表がなされた。

発表後には「2周年の記念すべき日に今までの先生への感謝を込めて」と言っていた。

4thライブは、先生への””感謝””の気持ちを込めたプレゼントなのである。

また、ライブ終盤のMCではこの4thライブを「””勝負””のライブ」と豪語していた。

 

さらに、「今までは先生たちが私たちをステージに連れて行ってくれてましたが、これからは私たちが先生をステージに連れてく番です!」とも言っていた。

2ndライブではこの赤坂BLITZでの3rdライブがハニプラのメンバーにサプライズで発表された。当時はまだコンテンツ発足から1年も経過しておらず、先生の輪も小さかったのだろう。(自分は当時エビストを知らなかったので憶測でしかないが)

そんな状況から半年強が経ち、赤坂BLITZでのライブが完売するまでに先生の輪が広がり、コンテンツとしてやっと自立できるようになった。

そういう意味でこの力強い言葉が出てきたのだろう。この言葉はまさしく””転機””であった。これからはエビストというコンテンツが、そしてハニプラのメンバーたちが先生を引っ張っていくという強い意志を感じた。

 

そして、””転機””はこれだけではなかった。

ライブ終了後に突如スクリーンに映像が映し出された。その内容は

[TYPE_Z] 空乃かなで(CV:大橋彩香)の登場。

大橋彩香という有名声優の参加というのも当時は一大ニュースであったのだが、後から考えてみるとそれ以上にこの告知の意味は大きかった。

「Mother」(音楽の未来を守るべくハニプラが戦っているアンドロイドの親玉)が作り出した新たな敵「TYPE_Z」の登場。これによってエビストの物語は新たな局面を迎えることになったのである。

 

3rdから4thまでにおけるストーリー展開

さて、ここまでが3rdライブにおける展開であった。次は3rdライブから4thライブまでの半年間にエビストのストーリーに何があったのかを説明していこう。4thライブの話を楽しみにしているという人がいたら申し訳ないがもうしばらく我慢して頂きたい。

 

3rdライブで告知された空乃かなでというキャラがライブ後すぐにエビストのストーリー上で登場したかというと、そうではなかった。

結論から言うとゲーム内で空乃かなでが登場したのは、3rdライブが行われた2017/11/12から約3か月が経過した2018/2/7のことであった。

 

この3か月弱の間ストーリーに何があったのか。

驚くべきことに何もなかったのである。

あの大橋彩香を声優として起用としたキャラが出てきます!と大々的に告知したにもかかわらず3か月弱の間何もストーリーが動かなかったのである。

ストーリーがなかなか更新されないというのはそれまでのエビストの中では有名な話であった。

2/7に新しいストーリーが更新されたのは3か月ぶりでは済まず、もう何か月ぶりかも覚えてないくらい長い間ストーリーが更新されていなかったのである。

 

そんなストーリーに関してはほぼほったらかしに近かったエビストが、1/14にいきなりその沈黙を破った。

ときたま行われる何気ないアップデートの告知の中に「メインストーリーのリニューアル」という文字が含まれていたのである。

明らかにTYPE_Z 空乃かなで登場への布石であった。

そして、1/25にアップデートが可能となり、ついにメインストーリーのリニューアルが行われた。

そのリニューアルの内容は

・旧ストーリーの1~5章の内容が1,2章にまとめられた

・旧ストーリーの6~8章が3~5章になった(内容は変わらない)

 

旧ストーリーの1~5章は、

先生が音ノ杜学園(ハニプラの通う学校)に赴任し、ライブバトルでハニプラを支えるビートマネージャーとなって、ハニプラのメンバーたちと交流を深めていく

という内容であり、正直5章かけてやるほどの内容はなく、ストーリーの導入として2章にまとめても問題がない内容であった。

実際2章にまとめられたことでスッキリして読みやすくなったと思う。

 

旧ストーリーの6章、つまり新ストーリーの3章からはハニプラのメンバー個人個人に焦点を当てたストーリーが展開されてきた。

3章はメイのお話。4章は杏梨のお話。5章は彩芽のお話である。

4,5章を読むと「Still...」がよりエモくなるで是非読んでいただきたい。

実は5章の最後ではアンドロイドの研究員である彩芽の兄から、TYPE_Zという新型のアンドロイドが開発され、まもなく人間の音楽はなくなるという情報が提供されていた。

これまでのストーリーでは主にメンバー間や先生との信頼関係における問題の解決ばかりが行われていて、エビストのストーリーコンセプトにもなっているアンドロイドとのライブバトルについては深く切り込まれていなかった。

そのためTYPE_Zが出てくるという情報だけ見ても緊張感が増したりするということは特になかったのである。

 

ここまでがストーリーリニューアル前のざっくりとした説明である。

では、リニューアル後の展開を説明していこう。

 

まず、2/7に6章が公開された。個人へ焦点を当てたストーリーは3人で止まっていたが、ようやく新たなキャラのストーリーが解放された。

6章では月に焦点が当てられた。

このストーリーそのもが「INFINIT3!!」という曲に込められているのでこちらも是非読んでいただきたい。

6章の最後にほたるの部屋での場面が映し出され、そこでほたると何者かのやり取りが行われる。

その何者かはキャラとしての姿は出ず、声だけしか情報がない。(その声は大橋彩香そっくりなのだが)

 

6章公開の2日後、2/9にさらに7章が公開された。いままでのエビストからは考えられないほどスピーディーな更新であった。

7章では鈴音に焦点が当てられた。

この章は3章と深くつながっている。

そして、エビストにとって非常に重要な楽曲である「BLUE MOON」誕生のお話でもある。

ハニプラのメンバー8人、そしていつも支えてくれる先生を想って鈴音が書いた曲それが「BLUE MOON」なのである。

歌詞もハニプラのメンバー全員で考えたらしい。

 

7章公開の1週間後、2/16に8章が公開された。

その3日後の2/19に9章が公開された。

異例のスピードでのストーリー展開に驚愕した。

そして、この8,9章によってエビストは完全なる””転機””を迎えることになった。

そんな転機の内容はこちらのブログで詳細に書かれているので是非読んでいただきたい。

m-kichi.hatenablog.com

6章の終わりに出てきた何者かはまさしく空乃かなでであった。

かなではMotherが新たに作りだした実体を持ったアンドロイド[TYPE_Z]のプロトタイプである。

かなではあるボーカルソフトをもとに作られていて、そのボーカルソフトとういうのがほたるがかつて「平家ことね」として開発したものだったである。

かなではそんな自分を作ってくれたことねを探して音ノ杜学園に侵入する。

ほたるは自分がことねであることが学校の生徒にバレるのを嫌い、かなでを匿う。

そして一緒に暮らす中でほたるとかなでの仲はどんどんよくなっていく。

そんな生活の中で、ほたるは知ってしまうのである。

TYPE_Zとのいうアンドロイドが学園に侵入したことを。

かなでがそのTYPE_Zであるということを。

プロトタイプとして生み出されたかなでは、ライブバトルで負けると消えてしまうことを。

しかし、ハニプラは人間の音楽を守るために活動するユニットであり、アンドロイドはそんなハニプラたちにとってライブバトルで勝たなければいけない敵である。

ほたるは様々な葛藤のなか結局かなでを倒すことを選択する。

かなでとの別れの場面はストーリー屈指の名場面なので是非見ていただきたい。

 

非常に心苦しいが感動的な終わりを迎えた9章であったが、そんな感動の矢先にやつらがやってきたのである。

刻は2018/2/22 pm2:22:22。

突如エビストのゲームオープニング画面でムービーが再生されるようになった。

www.youtube.com

 そして新たなTYPE_Zの2人組2_wEiの登場が告知された。二人の名は虎牙アルミ、虎牙ミント。

敵であるアンドロイドは今まであいまいに扱われてきたが、2_wEiの登場によって明確な敵としての形が作り上げられた。

エビストがハニプラ以外にも曲を用意してきたのが衝撃的であった。

この衝撃から1週間ちょっと経った3/3に再び衝撃が走ることになる。

2_wEiが4thライブに乱入するという告知がなされたのである。

 これはもう現実で行われるライブバトルではないだろうか。

ストーリーの急な高速展開と現実にまでそのストーリーを拡張しようとするエビスト運営におそれがいった。

それから1か月後の4/4に2_wEiの曲である「Despair」のゲーム内イベントが始まり、その最中の4/6にストーリーの10章が公開された。

10章はゆきなに焦点が当てられた。また、2_wEiも早速ストーリー中で登場し大暴れしている。

この章は、

アルミによってハニプラのセンター「桜木ひなた」の存在意義が問われる

というところで終わるのである。

そして、メインストーリーがこんなモヤモヤした終わりのまま4thライブを迎えたというのがエビストの狂気じみたところなのである。

 

メインストーリーはここで止まっているのだが、4thライブも差し迫った4/27に2_wEiのストーリーとしてサイドストーリーが公開された。

そこでは存在意義を奪われた2_wEiの絶望と悲痛な叫びが描かれている。

存在意義を奪われた2_wEiはそれを奪った人間の音楽を破壊することを決意する。

サイドストーリー公開の翌日には2_wEiの2曲目「UNPLUG」のイベントが始まった。

「Despair」が絶望の歌とすれば、「UNPLUG」は破壊の歌であろう。

 

サイドストーリーでは存在意義を失いもがき苦しむアルミの姿が描かれた。

そして、メインストーリー10章の最後ではそんなアルミがひなたに存在意義を問いている。

この対比は非常に面白く、今後のストーリー展開がとても楽しみである。

 

4thライブのお話

ここまでが4thライブにいたるまでの経緯であった。

これでやっと4thについて書くことができる。

 では、早速4thの感想を書いていこう。

 

・4thライブの概要について

タイトルは「On the pLaNET!!」

終演後の公式ツイッターによると、このタイトルには

On the NET、 On the planet、 8/pLanet!!

という3つの意味と

「バーチャル、リアルで輝く音楽を目指して!」

という意味が込められているらしい。

On the NETのNETはインターネット、つまりバーチャル空間のことを表しているのだろう。

On the planetというのは「惑星に乗っている」という8/pLanet!!の名前の由来でもある。8/pLanet!!の名前の由来については吉井さんのブログで紹介されている。

ameblo.jp

 

キービジュアルはこんな感じ

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電脳空間で戦う戦隊ヒーロー感がある気がする。

彼女たちは人間の音楽を守るヒーローだしね。

 

Tシャツはこんな感じ

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公式曰くデジタルな惑星をイメージしているらしい。

 

ここまでの概要と先ほどの3rdでの話から考えるに、今回のライブのテーマは

①””感謝””

②””勝負””

③””バーチャル・デジタル””

④””惑星””

といった感じだろう。

 

・開演前

ステージは非常にシンプルなつくりであった。4つのスピーカー型の垂れ幕があったが、これはアプリ内で音ゲーをやるときの背景を思わせる感じだった。

3rdでは開演前はステージに幕がかかっていて奥の生バンドが見えないようにしていたが、今回は幕はなく生バンドらしきものもなかった。

 

・開幕

開演時間となり会場が暗くなるとスクリーンに映像が映し出された。

3rdの開幕映像と同じ感じの映像であった。

ハニプラのキャラたちがバーチャル空間に飛び込んでいく様子が描かれていると思われる。

 

・1. Ecstasy(ほたる、ゆきな、メイ)

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最初の曲は1年生組の新曲Ecstasyであった。曲名通りいきなり絶頂に達した。

ジャケ写のように1年生組がかっこよくキメようとしている感じが出てて可愛い。

特にラスサビ前の「Wanna be crazy?」で吉村さんが指をクイクイって動かす姿が最高だった。なんだあれ、マジでかわいいぞ。

ストーリー中で2_wEiが登場してから一番最初のハニプラのが曲であるこの曲をライブの初めに持ってくるあたり2_wEiとのバチバチ感が出ている。

テーマ的には②と③を扱っているのかもしれない。

 

・2. Error(ひなた、月、彩芽、メイ)

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サイバー空間でウイルスと戦う曲であり、今回のテーマにピッタリである。

非常に聞きたかった曲であったため、この曲特有の4人が腕を組むフォーメーションを組み始めたときから興奮が収まらなかった。

サビでのジャンプポイントが気持ちよい。

 

・3. Count It Down(ほたる、メイ、彩芽、杏梨)

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序盤でこの曲が来るのが意外すぎた。

やはりこの曲はライブで聞くとめちゃくちゃ楽しい。

1stからずっとやっている曲であり、ダンスで成長を見られるのもよい。

澤田さんに関しては3曲連続のダンスであるので体力の多さに脱帽する。

 

・4. Minus(月、ひなた、鈴音)

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3曲目まででデジタルサウンドの曲ばかりやっていたので、そういう感じね、OK!と思ってたら急にロックが来て仰天。

5u5h1先生お得意のデジタルとロックの融合した曲なので流れにもあっている。

この曲は3rdライブの1曲目であり、非常に印象的な開幕を見せた曲であった。

しかし、3rdライブのBD発売記念イベントでは披露されなかった。

なるほど、このために取っておいたのだろう。

再びこの曲を歌う2年生組の3人が見られてよかった。

それにしてもこの3人の感情表現は素晴らしい。

4曲目までの飛ばしっぷりは3rdライブに勝るとも劣らない。

 

・MC1

自己紹介。和氣さんが盛大にやらかしていたが面白かったので良しとしよう。

 

・5. Outer Existence(彩芽、月、鈴音、ゆきな)

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 Minusに続いて5u5h1先生万歳。

「新しい私たちをお見せします」みたいなMCの直後にやってくれた。

イントロの高まり具合が一級品である。

シンプルなステージ構成と暗い感じの照明によってジャケ写のような世紀末感が溢れていた。

階段を使った振付もかっこいいし、何と言ってもこの4人の歌声が抜群に良い。

2番Aメロの再現も痺れた。

 

・6. Fuzzy N' Wonky(ひなた、杏梨、メイ)

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こちらも3rd以降に出た新しい曲。

ストリート感のある衣装で出てきた3人がめちゃくちゃ激しいダンスをし始めてひっくり返った。ハニプラの新しい可能性を見れた気がする。

金魚さんの「I feel so Fuzzy N' Wonky」が生で聞けて感動。

そこから始めるメロディでオルスタでもみくちゃになるのが楽しい。

さらに落ちサビがとてもきれい。満点。

 

・7. アカシックレコード(月、ゆきな)

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全然前のステージに2人が現れないと思ったら後ろにステージが出現していて驚いた。

そういうステージ構成をオルスタで見るのが初めてだった。やってくれるぜ8 beat Story♪

2ndlifecrew作曲のバンドサウンドはやはり間奏のギターソロがエモい。

この曲は神楽”月”と”星”宮ゆきなという星に関する名前を持つ2人が歌う曲であり、ジャケ写からも宇宙感が漂っている。テーマ④にふさわしい。

 

・8. 源氏物語(ほたる)

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DJブースがステージ上に出てきてこの曲が始まった。

曲が始まる直前にDJブースの下からひょっこりと姿を現した吉村さんが可愛かった。

「ハイ論破!」などのコールが思っていた5倍くらい楽しかった。

DJブースの前面には映像が映し出されていて、歌詞やキャラが表示されていた。

 

・9. INFINIT3!!(月)

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先ほども述べたようにメインストーリー6章がそのまま詰め込まれたような曲。

月のやりたいことを全部やるという無限の可能性があふれ出ている。

スモッグを使った空のような演出もあった。

吉岡さんの歌声がとても心地よかった。特に落ちサビの綺麗さは素晴らしい。

 

・MC2

ソロ曲を披露した吉村さんと吉岡さんによるトーク

ソロ曲のために用意された2人の衣装をじっくり見れてよかった。

そして、MCの終わりで2_wEiの乱入演出が起こる。

 

・10. Despair(アルミ、ミント)

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曲前のイントロみたいな音楽と緑色のレーザー光線がかっこよすぎた。

こちらは2_wEiのサイドストーリーがそのまま込められたような絶望の歌である。

サイドストーリーの最終話のタイトルはこの曲名と同じく「Despair」である。

「君はLiar」などの歌詞から2_wEiのボーカルソフトを開発した虎牙優衣に対する想いが読み取れる。

 

・MC3

2_wEiによるMC。2人はキャラになりきってMCをしてくれた。

特に野村さんのアルミのようにキャラが豹変する演技がよかった。

次の曲振りの野村さんの英語(アンプラァグ)も素敵だった。

また、ここでは2_wEiの1stライブが開催されることが告知された。

 

・11. UNPLUG(アルミ、ミント)

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またもや5u5h1先生の曲。イントロの徐々に上がっていく感じが最高だ。

Despairとこれのどちらか定かではないがマイクスタンドも使っていた。

お立ち台に立つ2人がかっこよかった。

ヘドバンしすぎて記憶があまりないのが悔やまれる。

 

・12. Toi et Moi(ひなた、ゆきな、ほたる)

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目には目を。歯には歯を。強い曲には強い曲を。

そんな思いを感じる選曲だ。

2_wEi退場後にこの3人が壇上に立ったときの安心感。

最近盛り上げ隊長の地位を着々と築き上げているこの曲。

ピコのあとに爆発演出もあり会場の盛り上がりは一気にハニプラに塗り替えられた。

これがライブバトルってやつか…(②のテーマ)

 

・13. 全部、君のために(ひなた、杏梨、鈴音、ほたる)

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全先生が待っていたと言っても過言ではないこの曲がついに披露された。

スクリーンに大量の「大好き」が映し出される演出がすごかった(怖かったけど)。

タイミング的に2_wEiに現を抜かしていた先生への報復とも思えた。

大好きな先生を絶対2_wEiなんかに渡さない、そんなライブバトル的要素もあったのだろうか。

 

・14. Sugar Sugar Bee(鈴音、ひなた、杏梨、ゆきな、メイ)

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 全部、君のためにに続いて恋の曲だが、雰囲気が大きく変わった。

ハニプラのハニーっぽさが溢れる可愛い曲だ。

この曲はミツバチのような隊列を組んだ振付もとても可愛く、おもわず真似をしたくなってしまう。

Sugar Sugar Bee Sugar Sugar Sugar Beeのフレーズはリズム感が良く日常生活でもつい口ずさんでしまうことがある。

 

 ・15. BoyFriend(ひなた、鈴音、杏梨、ゆきな、ほたる)

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ちょっとしたMCをはさんで再び恋の曲が披露された。

クラップが盛り上がるこの曲だが、今回は最初の方はクラップが先生の間で結構ずれていたように感じた。(最後は合ってきたようだが)

クラップのずれが生じるほど会場が大きくなったということだろう。

この曲では前のステージと後ろのステージ両方を使っていた。

自分は社本さん推しなので前のステージに向かってぴょんぴょんしていたが、自分の前の人は後ろのステージの吉井さんに向かってぴょんぴょんしていたため、オタクと対面しながら飛ぶ羽目になってキツかった。

 

・16. おとめ☆de☆Night(月、彩芽、杏梨、ゆきな、ほたる)

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BoyFriend組がステージからはけると法被姿の吉岡さんが出てきてこの曲をやることを確信した。

MCであと2曲で終わりといわれて先生が嘆いていると、吉岡さんが最後まで楽しむようにと煽ってきたのが印象的。

コールが非常に楽しい曲であった。また5人の掛け合いも可愛かった。

2番の彩芽パートがとても可愛いので、自分とは逆サイドの後ろのステージの青野さんを必死に見て悶絶していた。

 

・映像

最後の曲の前に全員が一旦ステージからはけた。

何が始まるのかと思っているとスクリーンに映像が映し出された。

そこにはハニプラの各メンバーからの感謝の言葉が書き連らねられていた。

また、その横にはストーリーのシーンも映されていた。

一人ひとりの感謝の言葉と、個々に焦点を当ててきたストーリーのシーンが映し出され非常にエモーショナル空気になった。

感謝の言葉はストーリーの内容に沿ったものとなっているのもあり、キャラと声優のどちらかというとキャラからの感謝の言葉に近かった気がする。

映像にはBGMがついていて、その音楽が「BLUE MOON」のアレンジインストであることに途中で気づいた。

BLUE MOONは、7章で語られた通り、鈴音がハニプラのメンバーと先生を想って書いた曲である。

3rdの時に言っていた「先生への感謝の気持ちを込めたプレゼント」というのがこのBLUE MOONの演出に込められていた。

2周年まで応援してくれた現実世界のファンとしての先生への感謝だけでなく、

ストーリー上で各メンバーが困っているときに支えになってくれた物語上の先生への感謝。

BLUE MOONがこのようなエビストのファンの2面性を表しているのではないかという考察は前回の記事で行っていた。

sweetfish.hatenablog.com

抜粋すると

リアルにおいてファンは2つの楽しみ方ができるのである。

・アイドルのライブを見る『観客』(作中から引用すれば『オーディエンス』)

・生徒の活躍を見守る『先生』+ライブをバックアップする『ビートマネージャー』

BLUE MOONのCDの両面に描かれたハニプラを前と後ろから見たようなイラストではこの2つの楽しみ方が表されているのではないかということである。

映像の話に戻ろう。

こんなエモーショナルにも程がある映像の最後には

「今までありがとう」

という文字だけが映し出された。

正直このまま終わってしまうのではないかという恐怖を感じた。

しかし、次に出てきた言葉によってこの恐怖から救われた。

「これからもずっとよろしくね」

この言葉はBLUE MOONの歌詞にも出てくる。

この言葉によってエビストはまだまだ続いていくのだという確信が持てた。

 

・17. BLUE MOON(全員)

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ライブ最後のこの曲が、この日初めてハニプラの全員が揃って歌う曲であった。

ハニプラにずっと浸かっているとあまり気にならないのだが、冷静に考えてみると少人数アイドルユニットとしては異例であろう。

Ecstasyからおとめ☆de☆Nightまで終始ブチ上がっていて、休む暇なく高まっていたところに最後にどデカいエモをぶつけられて感情の整理が追いついていなかった。

そんな状態でこの曲が始まり、ただ呆然とステージを見ることしかできなかったのが若干の公開である。

この曲を歌う8人を見られるだけで先生冥利に尽きる。

 

・アンコール

BLUE MOONが終わるとMCがほぼないまま一旦このライブは幕を閉じた。

会場全体がBLUE MOONとその前の演出のエモさに呆然としていたのか、アンコールのコールが起こるまでにしばらくの時間を要した。

3rdのトキメキの15センチの「あのね」の後といい、この現場ではエモの後の余韻が残るのが良い。

そして、アンコールのコールが始まりしばらく経つと、そのコールを遮るような形で学校のチャイムが鳴り響いた。

 

・18. スクールディスコ(全員)

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この曲はもうエビストの代名詞と言ってもいいのではないだろうか。

先生というファンの立ち位置を利用した「こら、先生は〜じゃありません!」というコール。こんなふざけた(褒め言葉)コールができるのはここだけだと思う。

3rdで全員バージョンが初披露され、全員でこの曲をやるのも板についてきたと感じる。

 

・19. DREMER(全員)

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スクールディスコが終わり手短なMCの中で夢見る女の子の曲という紹介をされ、もうその時点でブチ上がっていた。

本当にこの曲が聞きたかった。

2nd付近ではたくさんやっていたが、最近全然やっていなかったためずっと待ち望んでいた。

サビ前の5,4,3,2,1というカウントダウンコール、

サビで手を大きく振る振り付け、

ところどころにある三三七拍子、

全てが楽しい。

3rdでこのアンコール2曲目という枠でやったのは「ファンタジア」であった。

ファンタジアはハニプラの最初の曲であり、絶対セトリから外れることはないだろうと思っていたが、今回は披露されなかった。

いよいよエビストに「絶対」とか「普通」というものが通用しなくなってきた。

 

・20. Days(全員)

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最後は一人ひとりから終わりの挨拶みたいなものがあるのがこういうライブの通例だが、今回そういったものはなく、またまた手短なMCで最後の曲を迎えることになった。

ハニプラの次のライブの告知がされることもなかった。

この曲もBLUE MOON同様の""感謝""がテーマの曲であろう。

しかし、BLUE MOONとはまた違った意味合いを持っていると考えている。

BLUE MOONは「これからもよろしくね」というフレーズからも読み取れるように””未来””に向かった曲だと思う。

対してDaysは「みんなと過ごす時間が大切なour days」というフレーズから読み取れるように””今””を大切にしたいという思いが込められている。

Daysの歌詞にもあるように、『ありがとう』という五文字は魔法の言葉であり、感謝以外にも様々な思いが届けられると思う。

今回のライブグッズにはそんな『ありがとう』という五文字が書かれたUOが500円で売られていた。

ライブの最後にオレンジ色の暖かい光と『ありがとう』に包まれた空間が作り上げられ、このライブは感動的な終わりを迎えることになった。

 

 ・ライブ全体を通して

さて、改めて今回のセットリストを見てみよう。

1. Ecstasy

2. Error

3. Count It Down

4. Minus

5. Outer Existence

6. Fuzzy N' Wonky

7. アカシックレコード

8. 源氏物語

9. INFINIT3!!

10. Despair

11. UNPLUG

12. Toi et Moi

13. 全部、君のために

14. Sugar Sugar Bee

15. BoyFriend

16. おとめ☆de☆Night

17. BLUE MOON

18. スクールディスコ

19. DREAMER

20. Days

 

うん、強い。エビストの強い曲集めましたみたいなセットリストだ。

よくこれで自分が生き残ってたものだ。

本当に楽しいライブであった。

先ほどエビストに「絶対」というものが通用しなくなってきたと述べたが、これだけは絶対に言えることがある。

それは「ライブが楽しい」ということだ。

 

確かに、今回のライブや最近のコンテンツの動きに言いたいことはあるし、気持ちもぐちゃぐちゃになっている。

2_wEiの1stライブが決定されたが、ハニプラの次のライブが決定しなかったことが大きい。

しかし、このコンテンツはそんなぐちゃぐちゃになった気持ちへのアフターケアもしっかりしている。

4th後、ツイッターで以下のようなことがつぶやかれた。

 まあここまで言われると黙ってついていくしかないね。

正直発表当時は2_wEiライブへの参加意欲は高くなかったのだが、全てが今後の物語に繋がっていくとまで言われたら行くしかなくなってくる。

このライブはエビストの物語的に意味があるものであり、そして何より「絶対に楽しい」ライブであるのだ。

このツイートによって、3rdで「これからは先生をステージに連れていく番です!」と意気込んだハニプラとエビストに引っ張られていく覚悟ができた。

このコンテンツについていけば、誰にも予想がつかない、見たことないステージが見られる。自分はそう信じてやまない。

 

こんなクソ長い記事を最後まで読んでくれて、その上でエビストというコンテンツに興味を持ってくれた人がもしいるなら、是非このコンテンツに片足を突っ込んでみてほしい。

曲を聴くだけでもいい。

アプリを始めてストーリーを読んでみるのもいい。

そして、絶対に楽しいライブを見に来てほしい。

8beatStory♪ 2_wEi(エイトビートストーリーツヴァイ)

 

まだ間に合うとか、もう遅いだとかは言わない。

ただ、最後にこれだけは言っておきたい。

今から見てないと後悔することになるかもよ?