茅原実里ワンマンライブ『Take The Offensive』感想

 茅原実里のワンマンライブツアー『Take The Offensive』の東京追加公演(5/21に豊洲PITで開催)に参加してきました。

 

ライブに参加した経緯

まず、このライブに参加した経緯について。自分は茅原実里のファンというわけではなく、今までフェスで見たことがあるくらいで、ワンマンには参加したことがありませんでした。しかし、ツイッターでこのツアーの他公演のセトリを見て「これは行かねば…」と思いました。というのは、セットリストに『向かい風に打たれながら』と『Defection』が必ず入っていたからです。この2曲は個人的にとても好きな曲なのです。『向かい風に打たれながら』はアニタイですし、フェスとかでいつか聞けるかもしれませんが、『Defection』はノンタイな上に、今までの茅原実里のライブのセトリを見ても最近は全然やっていなかったので、今回のツアーを逃したら次はいつ聞けるかわからないと思いました。正直初めてのワンマンにこの2曲のためだけに突っ込むのはどうかと悩みましたが、気づいたら一般発売のチケットを買っていました(;^ω^)

 

それからライブを楽しむためにツアーのセトリにあった曲の予習を始めました。ネットにあったコールサイトを見ましたが、とにかく跳ぶところが多い!特に、『too late? not late…』と『覚醒フィラメント』は、『向かい風に打たれながら』と同様ラスサビジャンプができることを知って、ライブが非常に楽しみになりました。

 

ライブの感想とライブタイトルの考察

そんなこんなで参加することになった今回のライブのセトリがこちら。

 

開幕から『君がくれたあの日』と『詩人の旅』というちょっと静かだけどかっこよい2曲。『君がくれたあの日』のイントロから始まるのがいきなりブチ上がるのではなく、徐々に上がっていく感じがして最高でした。この2曲は茅原実里のベストアルバム『SANCTUARY』の2曲目と3曲目ですね。

 

次は『too late? not late…』。ラスサビジャンプを決められて気持ちよかったです。(その後に「驚くほど飛べるのでしょう」という歌詞なのが面白い。)跳んだ時に気づいたのですが、この現場跳ぶ人が多いなあと。他の曲でも2番Aメロとかで跳べる曲が多いのですが、そういうところで皆きれいに跳んでいて見ていて気持ちがよかったです。ライブの一体感みたいのが感じられました。

 

今回のライブは生バンドだったのですが、次の『NO LINE』、『向かい風に打たれながら』、『書きかけのDestiny』ではその良さがふんだんに味わえました。特に『向かい風に打たれながら』は最高でした。2番Aメロやラスサビでのジャンプが本当に気持ちいい。

 

次は『HYPER NEW WORLD』。おそらく今回のライブで一番好きになった曲です。歌い出しの「しまっていこうぜ HYPER NEW WORLD」という歌詞から一気に盛り上がる感じがたまりません。コールも多くとても楽しい曲でした。最後にバンドメンバーが順番に「しまっていこうぜ」と言うライブならではの演出もよかったです。

 

次は『この世界は僕らを待っていた』と『Tomorrow's chance』の2曲。『この世界は僕らを待っていた』は2番の最初で跳べるの知らず予習不足でした…。茅原実里アニタイの中ではかっこよくない方なのであまり聞いていなかったのですが、後悔しました。『Tomorrow's chance』はサビで跳ぶの知りませんでしたが、ライブ中にこの現場だったら跳びそうと思ってたら本当に跳んだので感動しました。この曲は歌詞から元気をもらますね。

 

次はまだ未発売の新曲『Sacrifice for Dear』。最近の茅原実里の曲はエモい感じのが多かったですが、この曲はとてもかっこよかったです。アニサマなどでまた聞きたいです。

 

次は目当ての『Defection』。イントロが本当に好きです。「祈る イノル 祈る Defection」などのコールや間奏でのジャンプもできて気持ちよかったです。この曲を聞くために来てよかったなあと思えました。『覚醒フィラメント』と『愛とナイフ』もとてもかっこよかったです。『覚醒フィラメント』ではラスサビジャンプもできて満足です。

 

次は『暁月夜』。「踊れ踊れ」とか「廻れ廻れ」のところの歌い方が好きです。今回の生バンドにはバイオリンもいたんですが、この曲で本領発揮しました。『Final Moratorium』は『Tomorrow's chance』同様サビで跳ぶのを知りませんでしたが、現場のノリを信じて跳んだら皆跳んでて安心しました。

 

アンコール前最後はアニタイ3連続。もうここまでで疲れ果てているのに更に追い打ちをかけられて死にそうでした。最近フェスで聞けてなかった『Paradise Lost』を聞けてよかったです。『ZONE//ALONE』と『Paradise Lost』の2番Aメロで跳ぶのが気持ちいいです。

 

アンコールは『sing for you』の茅原実里一人によるピアノの弾き語りから始まりました。ピアノの弾き語りには今回のツアーで初挑戦のようでとても緊張しているように見えましたが、観客も温かく見守り、無事成功していました。この曲の前のMCで「人生を歩んでいたら壁にぶつかるのは当たり前。そういった壁を乗り越えて欲しい。」というような内容のことを観客、ファンに向けて言っていました。(記憶頼りなので正確ではないかもしれません。)そういうメッセージを伝えるためにも初めての弾き語りに挑戦したのだと思います。また、このメッセージが発せられているものがもう一つあると感じました。それは今回のライブツアーのタイトル『Take The Offensive』です。この英語を直訳すると「攻勢をとれ」になります。つまり、「人生でぶち当たる壁に対して攻撃的に立ち向かって乗り越えろ」、そういう意味なのではないかと思いました。「攻勢」という意味では今回のライブツアーの「セトリ」もそうです。バラードがほぼ無く常にテンションマックスなセトリでした。ツイッターで感想を見るとたくさんのファンの人がこのセトリは「攻めてる」と呟いていました。茅原実里が今回のライブツアーを通してファンや観客に伝えたかったメッセージが、このライブツアー自体に盛り込まれているのだと感じました。

 

ラストは茅原実里の始まりの曲『純白サンクチュアリィ』。ライブの締めにピッタリですね。

 

最後に、今回のライブを通して茅原実里現場が好きになりました。跳べるところで跳ぶノリが自分に合ってる気がします。お金があれば夏のライブにも参加したいです。それまでにもっと曲を聞きこんでおかなければ。