2_wEiが絶望を歌う理由がなんとなく分かったかもしれない話
3/10(土)、渋谷WWW Xで開催された8 beat Story♪ 2_wEi 1st LIVE『Driven to Despair』東京final の昼夜両部に参加してきた。この記事はライブから帰宅後即PC前に座り起こったこと、思ったことをありのままに書いたものなので、まとまりがないかもしれないが、それだけ早く何が起こったかを書きたかったということでご容赦願いたい。
では、早速昼の部の話からしよう。といってもこちらは本題ではない。
今回の東京finalはこれまで東京(duo MUSIC EXCHANGE)や大阪(梅田シャングリラ)で行われた同名のライブと異なり、生バンド付きであった。
2_wEiの曲を生バンドで聞けるということで非常に楽しみにしていたライブであった。
セトリはこれまでのものとほぼ同じで、『Homeache』と『Numb』の間にMCではなく生バンドの紹介映像を挟み、そこから新曲『Heroic』に繋がるというものでった。
手前味噌だが、前回の東京公演のセトリはこちらの記事を参考にしてほしい。
今までの公演との違いは生バンドやセトリだけではなかった。前回までは開演前に死んだはずの虎牙優衣からのメッセージが届くという若干心霊的な現象が起こっていたのだが今回はそれがなかった。それでもアンドロイドによる開演前アナウンスは健在で、箱の狭さも相まってTDLのアトラクションの待ち時間感が増していた。
そのアナウンスの後今まで同様の怒涛のセットリストが終わり瞬く間にライブが終わりを迎えた。
楽しかった。生バンドも付いて別物の曲になっている曲もあって新鮮だった。
でも、自分としては3回目の同じセトリだ。(多い人では5回目)
生バンドが付いたとはいえ、やはり飽きが来なかったと言ったら嘘になる。
もう一度言うが楽しかった。でも、エビストなら、8 beat Story♪ならもっとやれるんじゃないか、そういう謎の期待を持っていたのかもしれない。
まあ、曲数少ないし、まだ1st LIVEだし、再演みたいなもんだから仕方ないよね。
夜の部も同じセトリだろうけど、最後だし張り切っていきましょう!
そんな感じで夜公演が始まるまでは思っていた。
この時は忘れていた。8 beat Story♪は夜の部で本気を出すことを。
ということで、ここからは夜の部の話だ。多分長くなる。
まずは開演前。昼の部と同じくアンドロイドによるアナウンスの後BGMの中バンドメンバーがステージへ。虎牙優衣のメッセージはなく、そのままアルバムのoverture『Prologue -F**K YOU ALL』が流れ始める。バンドメンバーが演奏を始める。
ここまでは昼の部と同じだった。ここからも同じだと思っていたので当然気持ちは『Despair』待機中である。
そこに響く『Heroic』の歌い出し。
!?!?!?!?!?!?!?
はーい、違いま~~~す!ビックリしすぎて2mくらい飛び跳ねてしまった。
しょっぱなから予想を裏切られ度肝を抜かされてるうちに次の曲『UNPLUG』…
ではなく、「消失の二人は『Lost in data』~~~」
はーい、また違う。もうわかんない。今回のセトリわかんない。けど楽しい!!と、半ば混乱気味に高まっていた。
この曲の途中で何か音響トラブルがあったみたいだが、戻ってきたアルミに煽られてまた高まる。
『Lost in data』が終わるとMCが入り、確かここらへんで自己紹介(ただし、声優の名前は一切出さない)をやってた気がする。頭を振りすぎて記憶が飛んでいる。MCの終わりにアルミが「声を枯らして叫べ」と煽る。
ということで3曲目は『basement』。やっぱりセトリが違う。楽しい!!
『basement』の前か後か忘れたが、MCで
「私たちは色々なものを奪われ、失ってきた。それはきっと人間も同じだろう。辛いなら下を向けばいい。後悔があるなら振り返ればいい。それでも2_wEiのライブの時くらいは今と同じように前を向かせてやる。」というような内容が話された。
このMCが今の先生としての自分にとても刺さって泣きそうになってしまった。
ここで一旦2_wEiから離れて最近のエビスト事情の話に移ろう。
まずは明るい話から。
エビストに業界初のAIトーク機能が搭載された。お話してくれるのは理事長がこっそりとボディを回収していた『空乃かなで』である。
Yahooニュースにも載った一大ニュースである。
このことに関するインタビュー記事もあげられている。
このインタビュー記事では今までなかった開発者インタビューも掲載されている。
これが実に面白い。エビストの総合プロデューサーの河本さんの話は必見だ。
では、次に暗い話をしよう…
それは8/pLanet!!の一員で水瀬鈴音役の吉井彩実さんが引退を発表した。体調不良によるものだということだ。
橘彩芽役の青野菜月さんに続いて二人目となってしまった。
彩芽役の新しい声優が山下七海さんに代わり、3周年のSpecial Eventも決まり、ハニプラも再起をしかけてくるかと思っていた矢先の出来事であった。
ショックを受けすぎてショックではないという不思議な感覚に陥った。
自分はエビストの物語のオタクだから大丈夫…と、心がつぶれるのを防ぐためにショックを受けていない風に装うような感じ。
それでも正直、彩芽の新しい声を聞いて慣れないところもあり、ハニプラやエビストから心が離れていっているのをここ最近感じていた。
そんな状態で今回の2_wEiのライブを迎えようとしていた。
そこにエビスト公式からライブ前の意気込みツイートが投下された。
3月10日(日)
— 【公式】8 beat Story♪ (@8beatstory) March 6, 2019
2_wEi 1st LIVE
Driven to Despair in TOKYO Final
いよいよ今週日曜日開催です!!https://t.co/KVgNY23LZJ
LIVEへの期待や興奮
心にしまっている悲しみ
みなさんそれぞれの想いを抱えて会場に来て下さい!!
2_wEiも全力で叫びます!!#エビスト #ツヴァイ pic.twitter.com/t8a5vPMaCs
「心にしまっている悲しみ」。今のエビストの状態からしたらそれが指す内容は明白だ。言われるがままにそんな悲しみを抱えてライブに行き、先ほど述べたようなMCをくらった。
この抱えている悲しみを、絶望を、2_wEiは受け止めてくれる。一度絶望に染まりきった2_wEiだからこその説得力があった。声優としてではなく2_wEiとしてステージに立っている2人が話したからこそ説得力があった。
このMCが終わると自分は抱えている絶望を叫びに変えて2_wEiにぶつけた。
心が軽くなった気がした。
二人の声優引退という絶望。抱えているのが先生だけとは限らない。
エビスト運営は自分たちより早くこの事実を知って、自分たちと同じように、いや自分たち以上に絶望したのかもしれない。
それでも続けていく、前を向いていく。いかなければならない。
そんな思いが今回の2_wEiを通して感じずにはいられなかった。
だからこそ、自分はエビストにもう一度心を掴まれたのかもしれない。
ここなら何かをやり遂げてくれるだろうと、もう一度確信できた気がした。
さて、センチメンタルな話を終えて、ライブの話に戻ろう。
先ほどのようなMCを終えてか、『basement』が終わってかは定かではないが、
4曲目は『Homeache』
帰る場所を失った痛みを乗り越えて2人でステージに立つことを決める曲。
「帰ろう オンステージだ」という歌詞で真ん中のお立ち台に2人で立つ最高の演出は健在だ。
5曲目は『MMIX』
虎牙優衣への鎮魂歌。打ち込みの原曲が生バンドで別物になっていて新鮮だった。
『MMIX』が終わるとここで昼の部にもあったバンドメンバーの紹介ムービーが流れた。ムービーが終わると流れてくる山本陽介のギター。
『Green Cat.』のイントロである。
殻を破り暗闇を裂いて飛び立つ蝶(青虫)の歌。跳びポが気持ちいい。
お次は『LOVE HATE』
ドラム音に首を任せてたら危うく取れそうになった。
ここの4曲も今までと違うセトリ構成となっており、曲が流れるたびに高まっていた。
ここでステージのカーテンが開き映像が流れ始める。
いわゆる告知タイムだ。
告知内容は…
2nd LIVE開催決定!!
2019年11月30日(土)
— 【公式】8 beat Story♪ (@8beatstory) March 10, 2019
8beatStory♪ 2_wEi 2nd LIVE
Past to Present
開催決定!!
▼最速チケット先行https://t.co/P3qbGsdplh
▼HPhttps://t.co/nygkzXJtQB#エビスト #ツヴァイ pic.twitter.com/48BrWXgBwU
次のライブまでに2_wEiのストーリー、エビストのストーリーがどのように動くか非常に楽しみだ。
そしてこっからはラストスパート。
『UNPLUG』
『Numb』
『Pain - pain』
という怒涛の3曲。『UNPLUG』と『Pain - pain』という2_wEiの中でも屈指のブチ上がり曲が同じゾーンにあるのが最高だ。
『Numb』はレーザーによる雨の演出が強化されていた。ライブ終わった後に外出たら雨降った後で地面が濡れていたのも完璧!
『Pain - pian』は最後に叫ぶのがやっぱり気持ちよすぎる!
ラストパートが終わり2_wEiがステージからはける。
今までの公演ではそれはライブ終了の合図であった。自分もそのつもりで帰ろうとしていた。
しかし、今回は会場の照明が付かない。人間がアンコールを求め始める。
声は次第に大きくなり、2_wEi初のアンコールが成立した。
またもやエビスト運営の手のひらの上で踊ってしまった。今度また躍らせてください。
興奮冷めやらぬ中アンコールを迎え、そこに用意されていたのは…
まだ世に出ていない新曲『Be Alive』(大文字小文字不明)
2_wEiも人間も生きている。それを証明する曲。
新曲が終わると、本当にラストの曲。ラストを飾るのはやはり始まりのこの一曲。
『Despair』
最高だ。エビストは天才だ。ありがとう 8 beat Story♪
こんな感じで夜の部は異常なほどの高まりの中終わりを迎えた。終演後の人間がみんな笑顔だったのが印象深い。本当に良いライブだった。
さて、そろそろハニプラも再起の頃だと思うから、エビストを信頼して安心して待ってます。
2018下半期個人的アニソンTOP10!!
上半期もやってたからどうせならということで記事書く。
ちなみに上半期の10選はこちら
結果発表
とりあえず最初に結果だけ載せます。
10: FLY two BLUE / 大空遥 (CV:優木かな) & 比嘉かなた (CV:宮下早紀)
9: One Unit/ Minami
8: UNION / OxT
7: スタートダッシュ / スピラ・スピカ
6: Eternal Star / 亜咲花
5: パレイド / 夏川椎菜
4: アツクナレ / フランシュシュ
3: Another colony / TRUE
2: -Star Divine- フィナーレ / 愛城華恋(CV:小山百代)、神楽ひかり(CV:三森すずこ)、天堂真矢(CV:富田麻帆)、西條クロディーヌ(CV:相羽あいな)
1: Pain -pain / 2_wEi
以下、各曲について述べていきます。
10: FLY two BLUE / 大空遥 (CV:優木かな) & 比嘉かなた (CV:宮下早紀)
(作詞・作曲・編曲:西川マコト)
TVアニメ『はるかなレシーブ』OP。
作中でビーチバレーのタッグを組む大空遥と比嘉かなた(通称:はるかなペア)が歌う1曲。
夏アニメ、しかもビーチバレーというバッチリ""海""って感じのテーマに合った爽やかな曲。
アニメは最初は萌アニメだと思ってたら結構アツい感じで好みだった。女の子がみんなエ〇チなのも好き。
作詞・作曲・編曲は全て「西川マコト」。(ちなみにEDやカップリングの『前を向いて』も)
この人は「Wiggy」という名前でも活動中で、自分のイチオシコンテンツである「エビスト」で多数の楽曲に関わっており、今後も目が離せない作曲家の一人である。
ラスサビで跳びポがある確率が高い点も信用できる。
9: One Unit/ Minami
(作詞・作曲:Minami、編曲:齋藤真也)
TVアニメ『プラネット・ウィズ』OP。
アチアチアニメにもってこいなアチアチな1曲。
EDの『Rainbow Planet』と本当に迷ったが、アニメを最後まで見た結果こっちの方がアツくて好きだった。
ちなみに『Rainbow Palnet』は上半期でも紹介した「本多友紀」作曲なので、こちらも是非聞いてほしい。
この曲の話に戻ると、編曲の「齋藤真也」は作曲家としても
・AKATSUKI DEPARTURE / YURiKA
・ENERGY / earthmind
・空色デイズ / 中川翔子
・Zoetrope / やなぎなぎ
・Faze to love / 橋本みゆき
など多数の名曲を生み出しているので要注目。
8: UNION / OxT
言わずと知れた名曲。2018年もオーイシマサヨシの快進撃は止まらなかった。
この曲が流れるたびに「目を醒ませ 僕らの世界が何者かに侵略されてるぞ」と叫ばずにはいられないし、OP映像の「君を‟退屈”から救いに来たんだ!」で窓をぶち破るグリッドマンが好きすぎる。
EDの『youthful beautiful』もエモくて好き。
7: スタートダッシュ / スピラ・スピカ
(作詞:幹葉・高橋久美子、作曲:寺西裕二、編曲:If I)
TVアニメ『ガンダムビルドダイバーズ』第2クール目ED。
自分の大好物であるエモ爽やか疾走系ロック。
この曲を歌う「スピラ・スピカ」は「SACRA MUSIC」所属である。
最近の「SACRA MUSIC」の動きはアニソン界において目を離せないだろう。
「藍井エイル」の復活。
「ASCA」「halca」「ReoNa」といった新人アーティストの誕生。
安定の「LiSA」「TrySail」「ClariS」「GARNiDELiA」など。
改めて見ると布陣が最強だ。
そんな「SACRA MUSIC」だが、発足1周年を記念したMIX CDを発売するらしい。
特典には「応募ID」とやらが付いてくるようでSMEの再来か?と一部で騒がれている。
マジで楽しみ。
6: Eternal Star / 亜咲花
(作詞・作曲:Haggy Rock、編曲:悠木真一)
TVアニメ『ISLAND』ED。
注目の若手アニソンシンガー「亜咲花」のエモロック。ラスサビジャンプ付き。
Cメロがめっちゃ爽やかで好き。
2018年の「亜咲花」と言えば『ゆるキャン△』OPの『SHINY DAYS』で一躍有名になったのではなかろうか。
2019年もミニアルバムの発売が控えていたりと勢いが止まらない。
作曲の「Haggy Rock」は
・シャドーロールの誓い / ナリタブライアン(CV:相坂優歌)
・アイマイモコ / 水瀬いのり
などの作曲も行っている。
5: パレイド / 夏川椎菜
www.sonymusic.co.jp今回の10選の中で唯一のソロアーティストデビュー声優の非アニタイ楽曲。
今までの「夏川椎菜」の方向性と若干異なるサブカル感が出ていて、それが刺さった。
歌詞が内向きすぎて急にこんな歌出してどうした?といった感じだが、等身大の人間味があっていいのかもしれない。少なくとも自分はこの歌詞が染みるタイプの人間である。
作曲の「山田竜平」は調べてみたら驚いた。
・翼 / 藍井エイル
・ミリオントリマス / 寿美菜子
・SILENT VOICES / 雪月花(温泉むすめ)
・70億分の9の奇跡 / SPRiNGS(温泉むすめ)
・NO EXIT ORION / Printemps(ラブライブ!)
・FANTASTIC LOVERS / アイアンフリル(ゾンビランドサガ)
・ゼリーフィッシュ / アイアンフリル(ゾンビランドサガ)
などの作曲を行っている。自分好みの曲ばかりで笑ってしまった。
この人も跳びポつけがちな作曲家なので信用できる。
ここで紹介した『ミリオントリマス』は寿美菜子の2018年発売のアルバム『emotion』に収録されている。こちらも2018年屈指の名盤なので是非聞いてほしい。
4: アツクナレ / フランシュシュ
TVアニメ『ゾンビランドサガ』第六話劇中歌。
2018秋アニメ、いや2018年最大のダークホースの『ゾンビランドサガ』。
ゾンビもの、アイドルものという使い古されたネタを巧みに扱うことで最高のアニメーションへと昇華し、見事アウェイをひっくり返してオタクたちを自分たちの味方に付けた。
アウェイをひっくり返すシーンは現実だけでなく、劇中でも描かれた。
第六話『だってセンチメンタル SAGA』のサガロックでの勇姿は忘れられない。
そんなアチアチなシーンで歌われた曲がまさにこの曲であった。
曲名からして『アツクナレ』だ。弱いわけがない。
いきなりのメタルへの転調や強烈なラスサビジャンプなど1曲を通しての濃さが半端ない。
作曲はOPの『徒花ネクロマンシー』と同じく「加藤裕介」。
OPもTVサイズでのセリフやSEを含めて最高の曲となっている。
「加藤裕介」はワルキューレや水樹奈々への楽曲提供で有名だが、2018年も活躍していて、ゾンビランドサガの他に
・DeCIDE / SUMMONERS 2+
・TRUST IN ETERNITY / 水瀬いのり
を作曲している。2019年もよろしくお願いします。
3: Another colony / TRUE
TVアニメ『転生したらスライムだった件』ED。
またまたエモロック。ホントに好き。TRUEのパワフルな歌声と相性が良すぎる。
転スラはなろう作品らしいのでナメて見てたら意外と面白く、2クール目も楽しみ。
作曲の「中野領太」は
・lucky train / るか・もな・みき from AIKATSU☆STARS!
・adrenaline!!! / TrySail
・MELODY FLAG / 水瀬いのり
・NEWLOOK / 綾野ましろ
などの作曲も行っていて、個人的に要注目の作曲家の一人となっている。
2: -Star Divine- フィナーレ / 愛城華恋(CV:小山百代)、神楽ひかり(CV:三森すずこ)、天堂真矢(CV:富田麻帆)、西條クロディーヌ(CV:相羽あいな)
(作詞:中村彼方、作曲:本多友紀(Arte Refact)、編曲:加藤達也)
TVアニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』第十話劇中歌。
はい、恒例の「本多友紀」紹介タイムです。
アニメ前の舞台の時から好きだった『Star Divine』がアニメの中のレヴューでも使われて高まり散らした記憶があります。
2番で歌詞が違くなった瞬間は鳥肌が止まらなかった。真矢クロ最高。
第十一話でも同じく本多友紀作曲の『舞台少女心得』がアレンジされていて、本当にズルい。
2018年は本多友紀躍進の年と言っても過言ではなかろう。
・NOISY LOVE POWER / 大橋彩香 →上半期TOP10でも紹介した。
・Rainbow Planet / 渕上舞 →『プラネット・ウィズ』ED
・hectopascal / 小糸 侑(CV:高田憂希)、七海燈子(CV:寿 美菜子) →『やがて君になる』ED
などなど、2018年だけでもこれだけの素晴らしい楽曲たちを生み出している。
2019年もますますのご活躍を期待しております。
1: Pain -pain / 2_wEi
(作詞・作曲・編曲:シン・マナヒロ)
さて、1位は自分のイチオシコンテンツ『8 beat Story♪(エビスト)』の楽曲になるわけだが、別に推しているコンテンツだから1位になったのではない(と自分は思っている。)
それだけの"強さ"がこの曲、このアルバムにはあったということである。
楽曲やアーティストが溢れかえる現在において、この二人がこのアルバムの曲を歌う意味が確かに感じられる。そんな1枚である。
正直今回の10選は、アーティストやコンテンツの被りなしだったら、このアルバムのovertureを抜いた10曲で済ましたいところだ。
それほどまでにアルバムを通して2_wEiの歌が身に沁みた。心を動かした。
『ゾンビランドサガ』といい、「存在証明」のための歌は強いなあと思う下半期であった。
これにて終了。2019年も最高の楽曲、アーティスト、作曲家に出会えますように。
ライブに行ったら体感型アトラクションだった話
先日11/18、待ちに待った2_wEiの1stワンマンLIVE『Driven to Despair』に参加してきた。ライブとして楽しかったのはもちろんだが、8 beat Story♪はライブという枠を超えた新たなエクスペリエンスを提供してくれたので、そのことについてとか感想とか書いていこうと思う。
開演前
今回の会場は渋谷duo MUSIC EXCHANGE。会場中央に二つそびえたつ大きな柱が邪魔なことで有名なライブハウスだ。整理番号が後ろの方で運悪くその柱の目の前に来てしまったらステージはほぼ見えない!頑張れ!
会場に入ると、まずそんな柱に細工がされていることに気づいた。アルミとミントが描かれた布が貼られていた。それだけっちゃそれだけだけど…
会場に入って開演まで待っていると、いつものライブのように開演前の注意アナウンスが流れる。特に変わりのない普通のアナウンスが流れる……と思うじゃん?
最初はそう思って適当に聞き流してけど、妙にノイズ交じりだし、イントネーションも若干おかしいし、なんだなんだと思ったら、流石8 beat Story♪。もうこの時点からお前の罠にかかっていたとは、恐れ入ったぜ。
2_wEiの相手(というかこっちが主人公たちなのだが)8/pLanet!!のライブでは開演前アナウンスは8/pLanet!!のメンバーがやっていた。しかし、2_wEiはそんな丁寧にアナウンスするようなキャラじゃない。ということで抜擢されたのがモブのアンドロイド。
開演前の時点でアンドロイドによるアナウンスによって、既に舞台は2031年に作り替えられていたのである。
アナウンスが終わりライブが始まると思ったら今度は虎牙優衣が天の声として話し始めた。(死んでいるし、人格データも破壊されたはずなのにどうやって!)
「2_wEiの歌を受け止めてほしい、そしたらきっと何かが変わるはず」というような内容っだったと記憶している。(本当はもっと長かったけど)
2031年になった舞台で、今度は2_wEiのライブを聞き、彼女たちの歌を受け止めるという役割を与えられた。
この虎牙優衣の話を聞いているとき、その状況が何かに似ていると感じた。それがタイトルにもあるように体験型アトラクションである。もっと言うとディズニーランドですね。
世界観にあったアナウンスを受け、登場キャラクターによって役割やら使命やらを与えられる。このような状況はディズニーランドでよく目にしたものだった。(最後に行ったのが数年前なので記憶があやふやだが)
今からジェットコースターでも発車するのかと勘違いしてしまう状況だったが、虎牙優衣の語りが終わった後に始まったライブ本編は、まるでジェットコースターのように一瞬、しかしそれでいてとても濃密なものだった。
ライブに来てそんな感覚を味わったのが初めてだったため、大変衝撃を受けた。
1. Prologue -F**K YOU ALL- ~ Despair
アルバムのovertureが流れついにライブが始まる。1曲目はもちろん『Despair』だ。
4thでの乱入、マチアソビ、キャラワンを経てだいぶお馴染みになってきた。
2. UNPLUG
アルバムの曲順が完璧すぎてアルバム通りにやるかと思っていたら、いきなりこの曲のイントロが流れてきてブチ上がる。アルミも開幕で煽ってくるし最高。
今まで2_wEiがライブをやるときは出番の終わりはこの曲だったし、アルバムでも最後の方にあるからそういう曲なのかと思っていた。
『Pain - pain』という最強の締め曲ができたおかげで、序盤でこの曲をぶっぱしても大丈夫になったのは嬉しい。
3. Lost in data
確かこの前に少しMCがあった。でもほぼ休憩なくこの曲を叩きつけられる。
やはりミントの「ねぇ、どうして」が至高。
ステージ後ろの壁に0と1が大量に映し出され、二人がデータの海を彷徨っていたことを想起させる。そして特定場面では"Hello world"と大きく映し出されていた。
4. LOVE HATE
特殊イントロを挟みLOVE HATEが来る。この特殊イントロからの入りが絶妙で唸ってしまった。
前奏では高BPMのドラムに合わせ手のひらにグーパンを叩きつける振付。思わず真似したくなる。
「LOVE or HATE」や「LOVE & HATE」の歌詞のところでは手でLとHを作る振付。
2_wEiの中ではキャッチーな振付が目立ったが、それでもやはりカッコイイ。
5. basement
こちらも特殊イントロ付き。この特殊イントロも強かった。(音源出してください!)
人間への憎みの塊のような曲だが、「牙を向け」の振付が妙に可愛かった。
ここまで来て、セトリがゲーム内での登場順になっていることに気づく。
MC
ここで少し長めのMC。昼ではグッズ紹介、夜では弁当の話。どちらもミントが弄られる感じのやつ。
少し和んだ雰囲気になりつつも、野村さんと森下さんはあくまでアルミとミントを演じ続ける。もう役者だよ!
6. Green Cat.
ちょっと重めの言葉を挟んで後半が始ろうとしていたので『MMIX』あたりかと思ったらこの曲のイントロが流れてきて思わず叫んだ。
イントロで曲名が意味する青虫のようなクネクネした気持ち悪い動きをし、サビでは蝶のように飛び立つ。気持ちいい。みなさんは大空へ向かって羽ばたけましたか?
昼の部ではまばらだった飛ぶ人も、夜の部ではだいぶ多くなっていたと思う。
7. MMIX
つい先日ジャケ写が公開され大きな波紋を呼んでいる曲。
二人のロングトーンを生で聞けて感動した。
『Green Cat.』の楽しさと『Homeache』のエモさに挟まれているため、この曲についての映像記憶が思い出せず苦しんでいる。
8. Homeache
特筆すべきはやはりCメロ。互いに背中を預けながら歌う二人が最高にエモかった。
そして大サビに向かって「さぁ 行こうか 帰ろう オンステージだ」と言って真ん中のお立ち台に二人で立つ。天才だ。
9. Numb
この曲の前にピアノインスト付きでMCが挟まれた。
ミントの「やり残していることはありませんか?」という語りから始まり、アルミが「会いたい人には今すぐ会え」とか「今を精一杯生きろ。それができるのは今だけなんだからよ」とか言い、その後ラストパートへの煽りをする。
ここのMCが響いたのは、他でもなく2_wEiの二人が語っていたからだ。アルミとミントを演じている野村さんと森下さんではなく、アルミとミント自身が語っていたからだ。
そう思わせてくれるのは、2_wEiが徹底してキャラとして舞台に立っているから。そして、キャラが立っていると錯覚させるような舞台を前述のような形で8 beat Story♪が用意しているからだ。恐れ入ります。
『Numb』ではジャケ写を思わせる雨のような演出が光でなされていた。
また、同じく5u5h1作曲の『UNPLUG』と同様マイクスタンドも用意された。
10. Pain - pian
『Numb』が終わるとすぐにこの曲のイントロが鳴り響いた。アルミが煽る。人間が前に詰めまくる。
最後の合唱でライブの一体感、高揚感を最高潮に感じながら幕を閉じる。最高の締め曲である。
二人の存在を証明するための“強さ”がこの曲に溢れていると感じた。
8/pLanet!!のライブとは違いアンコールはなかったが、夜の部ではこの曲が終わり、二人が舞台からいなくなると、東京での追加公演が発表された。しかも、今回はゲーム内でのストーリーの内容も汲んだ生バンド付きだ。
バンドのメンバーも同時に発表されたが、その中に山本陽介の名前を見つけて高まった。彼は自分が好きなアーティストであるZAQのライブにも出演していて何度か見たことがあり、そこでのパフォーマンスからして2_wEiのライブにもってこいだなと感じている。特にこの『Pain - pain』のイントロが聞いてみたい。次のファイナル、山本陽介目当てのところが3割くらいあるのはここだけの秘密。
最後に
ジェットコースターのように時間的にはあっという間に終わったライブだったが、体感としてはそれほど短く感じなかった。それだけ濃密な時間を過ごせた。
ライブを一人のファンとして「見る」のではなく、ライブを含めた1つの物語に「参加する」というこの新しい感覚、他に味わえる現場があるなら是非教えて欲しいぐらいだ。
楽しさや新感覚を与えることにますます磨きがかかってきたように思える8 beat Story♪
ただ個人的にはあまり楽観的でいられないというのも現状だ。来月は8/pLanet!!が一つの区切りを迎えてしまう。自分が当日その場で何を思うかは未だにわからない。
不安は現実だけでなく物語中の先生としてもある。ここまでの強さを見せつけられた2_wEiという脅威を8/pLanet!!はどうやって乗り越えていくのだろう。人間の強みであったはずの感情の力は(負の方向が強いながらも)2_wEiによって存分に叩きつけられてしまった。2_wEiを乗り越えるカギはきっと10章13話のタイトルにもなっている「桜木ひなた」にあるのだろう。不安でもあり同時に楽しみでもある。
Throne of Despairが見せる2_wEiの新たな可能性
11/7 2_wEi待望の1stフルアルバム『Throne of Despair』が発売された。
今回はこのアルバムについての感想やら拙い考察やらをしていきたい。
※2_wEiがどういったユニットであるか、とか、このアルバムに向けて公開された2_wEiのサイドストーリー第2章がどういった話であったか、というのは他の方のブログに詳しく書かれているので、そちらを参考にしていただきたい。
絶望に染まった2人のアルバムだけあって、『Throne of Despair(絶望の玉座)』といういかにもなアルバム名。
ジャケ写にもその玉座と思われるものが映っている。
ところでこの椅子何故か浮いている。
その理由はエビストの公式生放送で話されていて、この椅子は『バズビーズチェア』という椅子がモチーフとなっているらしい。
『バズビーズチェア』は「座ったら死ぬ」という伝説が残されている椅子であり、そのため誰も座らないように宙づりの状態で今でも保管されている。
そんな椅子がモチーフとなっているためジャケ写でもこうして浮いているのであろう。
ただ、このアルバムの裏面では、この椅子が不気味にポツンと地面に置かれてあるのだ。
「座ったら死ぬ」椅子が地面に置かれて、誰でも座れる状態になっている。これがどのような意図で描かれたのかは、未だに自分にはわからないが、考えるだけで怖い。
アルバムの外観の話はここまでにして、次は中身の話に移ろう。
1曲ずつ紹介していこうと思う。
1. Prologue -F**K YOU ALL
アルバムの最初によくあるoverture的なやつ。なんだけど、そのタイトルにこういうワードを持ってくるあたりが2_wEiだなあといった感じ。
前半はミントが日本語で、アルミが英語でそれぞれ喋っている。
リスニング弱者なためアルミの英語が聞き取れずに困っている。
2. Despair
2018年 2/22 pm2:22:22、2_wEiがエビストのアプリをジャックして最初に登場したときにも流れていた曲。タイトルはまさに『絶望』。作詞・作曲・編曲はシン・マナヒロ。
2_wEiのサイドストーリー第2章を見て、アルバム全体を聞いて、もう一度この曲を聞くと曲としての攻撃性というか迫力が強いと感じた。その反面歌詞は結構痛切で、産みの親である虎牙優衣への悲しい恨みみたいのが読み取れる。
3. Lost in data
この曲は虎牙優衣に消されてからMotherによってデータの海からサルベージされるまでの間の、データの海を彷徨っていたときの歌らしい。
作詞家の方のツイートによるとイメージはこんな感じらしい。
/** Lost in dataのイメージはこんな感じ */
— YU=RO(こいけよしろう) (@YU__RO) November 7, 2018
package 8beatStory;
import type_Z;
public class 2_wEi {
public static void main(Song[] wrds) {
try {
sys.voice("Hello world");
} catch (apathyException ae) {
ae.voice("Lost in data");
}
}
}
"Hello world"はプログラミングを習うときに最初に呼び出そうとするアレであろう。
虎牙優衣の手によって"Hello world"(この世にボーカルソフトとして誕生)しようとしていたら、なんらかのエラーが起きて"Lost in data"(データの海に消えてしまった)してしまったということだろうか。
ジャケ写では二人が棺桶に収まっていて、その棺桶の中にはまるでバグったかのように"Hello world"の文字が大量に並んでいる。これはデータの海の中を彷徨っているときのことを表しているのだろうか。
また、この二人が着てる衣装なのだが、エビストのアプリでのイベント時の報酬カードのイラストを見ればもっとわかりやすいが、2_wEiにしてはフリフリしてて妙に可愛らしいのである。これはもしボーカルソフトとして誕生していたら着ていたはずの衣装だったのではないだろうか。
また、この記事を書いている途中で見つけたのだが、よく見るとアルミが手に持っているのはパソコンのdeleteキーである。歌詞にも「欠落したバグのまま存在するならいっそ deleteしてみせてよ」とあるので、何らかの意味がありそうだ。
4. LOVE HATE
アルバム発表前の曲で、『Despair』『UNPLUG』『Lost in data』に次ぐ4曲目。それまでの2_wEiからは少し離れた言葉であろう「LOVE」の文字が曲名にあり、発表当時は驚いた。歌詞には曲名の通りLOVEとHATE(愛と憎しみ)が半々ぐらいで出ている。
「眠りに就く日の 約束求め 辿ったその先 答えを知る 残された紙切れに 何を見て何を憶う」という1番の歌詞はストーリーそのものであり、虎牙優衣の家へ訪れた2_wEiはそこに残された紙切れから虎牙優衣が死んだことを知り、その後迎えに来た研究員によって虎牙優衣から愛されていたことも知る。このときの心境の変化が、この曲に現れていると思われる。
サビ終わりの歌詞が「何故か恋しくて でも汚らわしい君を壊したい LOVE or HATE」→「何故か切なくて でも麗しい君を救えない LOVE or HATE」→「何故か愛しくて でも憎らしい君を許せない LOVE or HATE 許さない LOVE & HATE」と変化している。「君」は虎牙優衣のことで間違いないだろう。虎牙優衣への愛と憎しみの間でもがく二人の感情が「許"せ"ない」や「LOVE "or" HATE」という形で表れている。
ではラストの「許"さ"ない」「LOVE "&" HATE」は誰に向けたものなのか。先ほどこの曲はストーリー上での心境の変化が表れていると述べたが、ストーリー上では憎しみの対象が虎牙優衣から人間へ変わっている。恐らくここの歌詞は虎牙優衣を死へと追いやった人間に向けたものではないだろうか。「(虎牙優衣を死へと追いやった人間を)許さない (虎牙優衣への)LOVE &(と人間への)HATE(を持って)」みたいな感じだと思っている。
ここまでのアルバムの曲の流れ的には『Despair』で虎牙優衣に消されたことに絶望し、『Lost in data』でデータの海を彷徨っているところをサルベージされ誕生し、『LOVE HATE』で憎しみの対象であった虎牙優衣の愛を知り、人間へと憎しみの対象が変わる、といった感じで、曲の並びだけでもストーリー性がある。
5. Green Cat.
新曲の中の一つ。アルバムの順で聞くと最初に出会う新曲だ。
初めて聞いた時から一発で好きになった、強い。イントロが途切れ途切れになっていて最初はインポートミスったかと思ったけど、最近ではそこが癖になってきている。
作詞・作曲・編曲はWiggyで、この方は8/pLanet!!側で『SUMMER BEAT』や 『darlin'』を作っていたので、こんなカッコイイ曲も作れるのかとその才能に惚れ惚れした。本人のツイート曰くこっちの方が本来の姿らしい。
【本日発売】
— 西川マコト(Wiggy) (@Wiggy_makoto) November 7, 2018
2_wEi
1stAL『Throne of Despair』収録
M5. Green Cat.(作詞作曲編曲 担当)
→ https://t.co/lBsZ0xlt1c
エゴサしたらWiggyこんな曲も書くんやwwみたいな感じだったけどどちらかと言うと激しめの曲調が本来の姿で普段のかわいい曲はかりそめの姿だったりします😂笑#エビスト #2_wEi
発売日にゲーマーズ本店で行われたリリイベで森下さんがこの曲をオススメすると同時に、2_wEiにしては前向きな歌詞であることが触れられていた。
実際に歌詞を見てみると「羽ばたいて」「強くなりたい」「夜明け」など、これまでの2_wEiの曲にはなかったような明るめな言葉が現れている。曲自体も疾走感があったり、サビに飛びポがあったり、サビに飛びポがあったり、サビに飛びポがあったり、サビに飛びポがあったりして明るい印象を受ける。
曲名の『Green Cat.』だが生放送でのトークによると「緑の猫」のことではないらしい。「green cat」で検索すると綺麗な緑色の猫の画像が出てきたり、意味深そうな手塚治虫作品「緑の猫」がヒットしたりして、そういったものと関係があるのかと勝手に思い込んでいたが違ったようだ。
確かに歌詞には「翅」とか「殻」とか「脱ぎ捨てる」とか猫っぽくはない歌詞が散見される。(そもそも猫は羽ばたけないしな…)これらの言葉に当てはまるのは、虫とかそういった類のものだと感じた。
生放送では「Cat.」のピリオドがヒントみたいなことを言っていたので、何かの英語の省略形だろうと思い、自分の知識・記憶と照らし合わせていくと「キャタピラー」という名前が虫のようなイラストの遊戯王カードについていたような気がした。(英語や漢字でたまに役立つ幼少期の遊戯王の記憶グッジョブ!)
実際調べてみるとキャタピラーの綴りは「Caterpillar」で、省略すれば「Cat.」になる。意味は「毛虫 《チョウ・ガの幼虫》」。さらに調べてみると「a green caterpillar」で「いもむし・あおむし」の意味らしい。これで『Green Cat.』の正体が「いもむし・あおむし」なのではないかという憶測ができた。あおむしは確かに緑だしそれっぽい。(写真を載せようとしたけど気持ち悪くてやめた。)
余談だが「caterpiller」の語源はラテン語の「catta(猫)」+「pilosus(毛深い)」であり、「毛深い猫」の意味に由来するらしく、「毛虫」の方が原義に近いっぽい。語源が「猫」であることも、「Cat.」が「Caterpillar」の省略形であることへの信憑性を増しているかもしれない。
この「Caterpiller」説を元に歌詞を見ていくと、やはりそれっぽいなと思った。
『Green Cat.』はあおむしが“蛹”(さなぎ)の中で“蝶”になる瞬間を待ち望み、ついにその瞬間を迎える時の曲のように思える。歌詞に散見される「夜明け」とはまさにその瞬間である。また「暗闇」や「長い長い沈黙」、「(ココロの)殻」は蛹の間のことであり、「翅」や「羽ばたいて」は蝶になった後のことであろう。
この曲が『Lost in data』の次の曲であれば、“蛹”はデータの海を彷徨っている間、“蝶”はMotherによってサルベージされアンドロイドとして誕生した姿のことであると推測できるかもしれないが、『LOVE HATE』が間に入っているのが気になる。(解釈できる方がいたら教えてください。)
とにかく、今度のライブでは、大空へ向かって羽ばたく二人の姿を目にしながら、サビの飛びポでしっっっっかりと飛んでゆきたい。みんなも飛ぼうぜ。
11/22 追記
20日に行われたリリイベでのお渡し会にて、森下さんに『Green Cat.』の正体を確認したところ「芋虫」で合ってました!
6. basement
新曲を一つ挟んで、こちらは既存曲。これも『Despair』同様改めて聞くと攻撃性が強い。特に歌詞が。
しょっぱなから「道徳など亡くした」という強烈ワードが出てきて、「忌まわしき運命上等 かかってこいよsilly human」(sillyは愚かな・馬鹿なという意味)とか「落ちて 堕ちて 地獄へ墜ちて」(3種類の「おちて」を使うあたりそうとう憎んでいるのだろう)とか、とにかく人間への恨みがこれでもかと込められている。『LOVE HATE』を経て完全に人間〇すモードに入っている。
そんな攻撃性の強い歌詞の中で異彩を放つのがCメロの歌詞である。
「人はなんて愚かなのだろう 形のない哀歌-elegy- 陽の当たらない 悲しbasement イノチ短し....」という歌詞なのだが、ここは明らかに虎牙優衣のことを歌っている。とすると、ここで言う曲名にもある『basement』(地下という意味)とは、虎牙優衣が2_wEiを開発していた部屋の事なのであろうか。
ジャケ写では軍服を着た二人がミサイルの前にたたずんでいて、こいつら人間(の世界)を破壊する気満々だなといった感じだ。
7. MMIX
こっから新曲ゾーン。かつ、これまでの2_wEiと一風変わった曲調が続くゾーン。
こちらの『MMIX』は全体として“綺麗”という印象を持つ。Cメロで「This is a story of the divas.」(diva:歌姫)とあり、そういったdivaっぽさが現れているのではと感じる。サビ前とサビ終わりにロングトーンがあり二人の歌唱力が伺える。特に1番サビ終わりのアルミ(野村麻衣子さん)のロングトーンは必聴。
歌詞には「鎮魂歌(レクイエム)」、「prayer(祈り)」、「餞け(はなむけ)」といった死者への言葉が散見され、「逝く」という言葉も多用されている。
また、Cメロでは「孤独な貴女が 苦しみ抱え 足掻き その中で愛したもの」という虎牙優衣を思わせる歌詞が出てきている。
これらの歌詞と、先ほど述べたこの曲の“綺麗”さが相まって、自分には何となくこの曲が、虎牙優衣へのそれこそ「鎮魂歌」なのではないかと思えて仕方がない。
余談だが、この曲の作詞・作曲・編曲は名古屋ビジュアルアーツという専門学校の学生4名が担当したらしい。エビストはそういう若い才能を引っ張り出してくることに長けている気がする。
『MMIX』(エムミックスと読む)は生放送の運営コメントによれば曲名もポイントらしいのだが、調べても小難しい命令セットの話しか出てこなくて困っている。
MMIX - Wikipedia
ローマ数字読みすると2009だよって絶対関係ないよね…?(秘密がわかった方は教えてください)
11/14追記
『MMIX』が虎牙優衣へのレクイエムであることは生放送で語られていました。聞き逃してたけど、同じ結論に辿り着けているあたり、作詞・作曲がしっかりしているのだと感じました。
8. Homeache
今までと一風変わったシリーズ(そんなシリーズはない)第2弾。一風どころではなくてお前ら本当に2_wEiか?とすら感じるほど優しい歌声で歌われている。
歌詞を見ると、アルミが「My sister」と言っていたり、「これまでの想い歌声に乗せて」とか「二人で歌う場所」とあったりして、今までの虎牙優衣への想いや人間への恨みを歌ったものではなく、2_wEiが2人自身のことを歌っているかのように思える。激ロックのインタビューでは「ふたりの弱さが出てきた曲」と述べられている。
gekirock.com
Bメロでの二人の掛け合いはメロディが心地よいとともに、そういった“2人の歌”であることを強調しているとも思える。
Cメロの「ねぇ覚えてる?二人で歌う場所(ミント歌唱) 君の歌声を一緒に届かせたいんだよ(アルミ歌唱)」の部分の歌い方が本当にエモくて(マジでエモいのでこれ以外に表現しようがない)大好き。ライブでこの部分を二人の表情付きで聞くことが楽しみであると同時に恐怖すら感じる。
曲名の『Homeache』は「home」(家)と「ache」(痛み)を足し合わせた造語である。2章で母親である虎牙優衣を自らの手で完全に失ってしまったという、帰る場所(家)のない痛みを表しているのだろう。
しかし、Cメロの最後では「さぁ行こうか 帰ろう オンステージだ」とある。まるで「自分たちの帰る場所は歌を歌うステージの上だ」と言わんばかりに。確かに2章の最後でアルミはミントに対してこのように言っている。
「この気持ちをね、たくさん伝えたいなって」
「人間もアンドロイドも関係ない。2_wEiだけの、絶望を歌いたい」
「そう思ったんだ」
9. Numb
一風変わったシリーズ第3弾にして、エビストお馴染みの5u5h1先生ゾーン1曲目!(勝手なシリーズ化及び命名お許しください)
ということで、この曲は自分が大好きな作曲家5u5h1が作詞・作曲・編曲を担当している。(次の曲の『UNPLUG』も)
曲名の読み方は「ナンブ」ではなく「ナム」(ちなみに5u5h1は「スシ」)
意味は「(寒さで)かじかんだ」とか「麻痺した・無感覚になった」とかお得意の物騒なやつ。
この記事を書いてる段階ではエビストのアプリ内でこの曲のイベントが絶賛開催中であった。2章公開とほぼ同タイミングでイベントをやっていることも何らかの意味があるのだろう。
2番の歌詞での「君が見た景色に僕の影はないと そう気付くには遅すぎたんだ」とか「僅かに照らされた明日の道を 今はこの手で終わらせるしかなくて」とか、Cメロでの「静まり返った世界で 何千回叫んだって…」とか、第2章の内容っぽいものが垣間見られる。
この曲では第2章の最後に続く今後への道みたいなものも示されていると思われる。
1番サビで「蔑んだ未来に裏切られて」とあったものが、ラスサビでは「蔑んだ未来は僕の影だ 受け入れるためにここで書き換えよう Just one more light」となっている。
ここでいう「蔑んだ未来」というのは、裏切られて手に入れられなくなった未来、つまり「虎牙優衣にボーカルソフトとして生み出され、世の中で活躍する未来」である、とは考えられないだろうか。そうすると、ラスサビは「その未来をあり得たかもしれない未来(僕の影)として受け入れ、さらにこれからその未来を自分たちの手で書き換えよう」という決意のように思える。「Just one more light」というのは「影」を「書き換え」るために虎牙優衣とは別の「light(光)」を求めているのではないか。
上でアプリ内でイベントが行われていたと述べたが、そのイベントでこの『Numb』という曲をプレイするために集めたのは、まさに「Light」であった。
11/14追記
『Numb』も生放送で語られていました。2_wEiが自分たちの過去・現在・未来を見た曲だそうです。
10. UNPLUG
5u5h1ゾーン2曲目。登場順では2番目のこの曲がアルバムでは10曲目という位置にある。4thライブの感想でも書いていたように(クソが長いけどお暇がありましたら是非こっちも読んでみてください)『UNPLUG』は破壊を歌った曲であると思っていた。
しかし、このアルバムを通して単にそういった曲ではないという思いが湧いてきた。
まず曲名の『UNPLUG』だが、文字通り「プラグを抜く」という意味だ。では、その抜く対象である「プラグ」とは何なのか。
ここで一つ前の曲で同じく5u5h1作曲の『Numb』のジャケ写を見てみよう。
見ればわかると思うがこの二人何かで繋がれている。そう「プラグ」だ。
このプラグはどこと繋がっているのだろう?マンホールの下、そう「地下(basement)」だ。
今までの話を踏まえて、『basement』は人間への恨みの象徴のような曲であり、『Numb』は未来への決意の曲である。
『Homeache』の説明でアルミが「人間もアンドロイドも関係ない。2_wEiだけの、絶望を歌いたい」と言っていたと述べた。
つまり、『basement』のような人間への恨みとかではなく、これからは“2_wEiだけの絶望”を歌おうという決意をした。そのために「地下」に繋がる「プラグ」を『UNPLUG』した。そう捉えられはしないだろうか?
ラスサビの歌詞には「Breaking out this insanity! いつの日にか思い出して 消えない痛みも解き放てばいい Be unplugged.」とある。(break out:出る、脱出する/insanity:精神異常、狂気)
「Breaking out this insanity!」は今までの虎牙優衣や人間への絶望や憎しみなどに縛られた狂気から抜け出そう、と捉えられる。
「消えない痛みも解き放てばいい」は消えることのない“2_wEiだけの絶望”を歌にして解き放とう、と捉えらる。
そして最後に「Be unplugged.」という宣言を行っている。
『UNPLUG』は2_wEiが前に進んだことを証明する歌なのである。
以上が『UNPLUG』に関して自分の中で新たに生まれた見解である。これだけだと考えすぎオタクの戯言だと思われるだろうが、先ほど紹介した激ロックの記事で野村麻衣子さんがこのようなことを述べている。
11. Pain - pain
5u5h1ゾーンを抜けていよいよ最後の一曲。こちらは始まりの曲である『Despair』と同じくシン・マナヒロが作詞・作曲・編曲を担当している。
リリイベでも野村さんが「アルバムの最後にふさわしい“強い”曲」と紹介していた通りに本当に強い一曲だ。イントロのギターがエグイ。
これまでの流れと激ロック記事での記述を考えると、2_wEiが「人間もアンドロイドも関係ない、2_wEiだけの絶望」を歌うという新しい一歩を踏み出そうと決意しつつも、まだ悩んでいる曲であると思われる。
Cメロで「どうしてだろう 今迄では芽生えたりはなかった 痛む底に隠された 寄り添う様な温もりと あの優しい祈り」という歌詞があり、痛みに向き合ったことで新たに芽生えた二人の間の温もりなどが現れている。
それでも「忘れたフリしても脳裏掠めるMemory なんでなの」というように虎牙優衣への未練はまだ残っている(この「なんでなの」(ミント歌唱)は演者もオススメのポイントなので必聴)
また、この曲の最後では「ウォーウォーウォーウォー」と叫ぶ部分がある。演者によるとライブではここをオタクにも叫んでもらいたいそうだ。ということは、この部分は2_wEiが人間が一緒に歌うことを許している部分となる。今までの人間への恨み一辺倒の2_wEiでは考えられなかったものであろう。
『Despair』とこの曲を聞き比べるとなんとなく2_wEiの変わり様が分かるような気がする。
最後に
アルバム全体を短く紹介するつもりがいつの間にか結構な量になっていて自分でも驚いている。書いている途中で思い付いたことなどもありとても楽しく書き進められた。
そんなことさておき、来週11/18は2_wEiの1stワンマンライブ『Driven to Despair』の開催日である。この記事を書いている途中でエビスト公式からこんなお達しが来た。
2018年11月18日(日)
— 【公式】8 beat Story♪ (@8beatstory) November 11, 2018
8beatStory♪ 2_wEi 1st LIVE
まで、あと1週間となりました!!
2_wEiにとっても
人間のみなさんにとっても
何かが変わる1日になればと思います。
会場に足を運んで欲しいです!!
しっかり体力をつけてLIVE楽しみましょう!
▼HPhttps://t.co/DhKMiNtFF7#エビスト #ツヴァイ pic.twitter.com/4BDwVw1gxg
アルバムを聞くだけで今回のライブは“ヤバい”とわかるのだが、公式や演者からも体力を付けてこいと言われるライブが楽しみでしょうがない。
このツイートにあるように、この日8 beat Story♪そして2_wEiが何かを変えてくれる。
まだチケットを持ってないけどこの記事を読んでくださって興味がちょっとでも湧いたそこの人間のあなた。公式が映像化を諦めて機材部分を解放しているのでそこのチケットを取ってもいいし、ツイッターでそこらへんに転がってるかもしれないチケットを取ってもいいから、来た方がいいですよ。
ANIMAX MUSIX YOKOHAMA 2018 セトリ予想
いつも通りの妄想です。
1 | UNDER/SHAFT | 黒崎真音 |
2 | decadence -デカダンス- | 黒崎真音 |
3 | Gravitation ~ Magic∞world | 黒崎真音 |
4 | Blooming Flower | 石原夏織 |
5 | Ray Rule | 石原夏織 |
特撮SELECTION | ||
6 | Hands | オーイシマサヨシ |
7 | Alive A life | スタァライト九九組 |
8 | TRUST IN ETERNITY | 水瀬いのり |
9 | アイマイモコ | 水瀬いのり |
10 | ちいさなひとつぶ | 安野希世乃 |
11 | ロケットビート | 安野希世乃 |
横浜・大阪連動企画 大阪出演アーティスト楽曲カバー | ||
12 | Baby Sweet Berry Love(小倉唯) | 石原夏織 |
13 | Make it!(i☆Ris) | Wake Up, Girls! |
14 | サウンドスケープ(TRUE) | 田所あずさ × 沼倉愛美 |
15 | Symphony | Luce Twinkle Wink☆ |
16 | go to Romance>>>>> | Luce Twinkle Wink☆ |
17 | ワンダードライブ | ORESAMA |
18 | Trip Trip Trip | ORESAMA |
FAN SELECTION | ||
19 | Silly-Go-Round | 南條愛乃 |
20 | ここから、ここから | 水瀬いのり × 井口裕香 |
21 | ワタシノセカイ | 中島愛 |
22 | Bitter Sweet Harmony | 中島愛 |
23 | UNION | OxT |
24 | Silent Solitude | OxT |
25 | Go EXCEED!! | OxT |
休憩 | ||
26 | 星のダイアローグ | スタァライト九九組 |
27 | Star Divine ~ 舞台少女心得 | スタァライト九九組 |
28 | ゼロイチキセキ | 南條愛乃 |
29 | きみを探しに | 南條愛乃 |
FAN SELECTION | ||
30 | Bloom | Luce Twinkle Wink☆ |
31 | 白金ディスコ | 井口裕香 × ORESAMA |
32 | Storm in Lover | 三森すずこ × 南條愛乃 |
33 | Desires | 沼倉愛美 |
34 | 彩 -color- | 沼倉愛美 |
35 | DEAREST DROP | 田所あずさ |
36 | RESOLVE | 田所あずさ |
FAN SELECTION | ||
37 | 純真Always | 田所あずさ × PENGUIN RESEARCH |
38 | Highschool of the Dead | 黒崎真音 |
39 | Fight For Liberty | GRANRODEO × OxT |
40 | UNLOCK | 井口裕香 |
41 | 革命前夜 | 井口裕香 |
42 | 恋?で愛?で暴君です! | Wake Up, Girls! |
43 | 7 Girls War ~ Beyond the Bottom | Wake Up, Girls! |
44 | ジョーカーに宜しく | PENGUIN RESEARCH |
45 | ボタン | PENGUIN RESEARCH |
ロボアニメSELECTION | ||
46 | WILD BLUE | PENGUIN RESEARCH |
47 | 涙目爆発音 | 安野希世乃 × 中島愛 |
48 | ignited | 西川貴教(シクレ) |
49 | Bright Burning Shout | 西川貴教(シクレ) |
50 | resonance | 西川貴教(シクレ) |
51 | BEASTFUL | GRANRODEO |
52 | modern strange cowboy | GRANRODEO |
53 | The Other self | GRANRODEO |
54 | Go For It! | GRANRODEO |
55 | No Buts! | 全員 |
ラスサビジャンプ一覧(自分調べ)
ラスサビジャンプ(ラスサビの飛びポ)がある曲一覧です。
気づいたら200曲を超えていたので一気に紹介したいと思います。
一々場所を書いていると無限に時間がかかるので聞いて調べてください。
毎サビに飛びポあるやつは入れてあったりなかったりします。
- 地下鉄抵抗主義 / 22/7
- 理解者 / 22/7
- メロディーフラッグ / 4U
- パフェ・デ・ラブソング / 4U
- Dive to the Future / 8/pLanet!!
- Ecstasy / 8/pLanet!!
- Error / 8/pLanet!!
- Remember / 8/pLanet!!
- Still... / 8/pLanet!!
- SUMMER BEAT / 8/pLanet!!
- アカシックレコード / 8/pLanet!!
- ファンタジア / 8/pLanet!!
- ホントの気持ち / 8/pLanet!!
- 絆のポラリス / 8/pLanet!!
- エクストラ・マジック・アワー / AKINO with bless4
- Golden Life / AKINO,bless4
- 僕じゃない / angela
- スリリング・ワンウェイ / Aqours
- 青空Jumping Heart / Aqours
- 勇気はどこに? 君の胸に! / Aqours
- 君氏危うくも近うよれ / A応P
- 全力バタンキュー / A応P
- アイのシナリオ / CHiCO with HoneyWorks
- プライド革命 / CHiCO with HoneyWorks
- 空想トライアングル / ChouCho
- Butterfly Regret / ClariS
- 近未来ハッピーエンド / CYaRon!
- ユメノコドウ / DearDream
- 夜空を煌めく星のように / DRAMATIC STARS & High x Joker
- ラン♪forジャンピン! / DressingPafé
- Desire Link / f*f
- Hello!My World!! / fhána
- INNOSENSE / FLOW
- GLITTER DAYS / Fo'xTails
- オオカミ少女 / GARNiDELiA
- サカナイトデイズ / halca
- 真夏のヒロイン大作戦 / Hop Step Sing!
- 君に贈るAngel Yell / KiRaRe
- ひまわりのストーリー / Le☆S☆Ca
- 逆光オーケストラ / LiSA
- OVER HEAT / Machico
- TOMORROW / Machico
- マケズギライなThank you / Machico
- Million Smile / Machico
- My Sweet Maiden / Mia REGINA
- I4U / MICHI
- 流れ星キセキ / new generations
- テオ / Omoi
- Go EXCEED!!-OxT ver.- / OxT
- Lost Paradise / Pile
- Brownie Kiss / Pile
- Please! Please! / Pyxis
- LONELY ALICE / Pyxis
- ダイスキ x じゃない / Pyxis
- Recall / Ray
- 極限Dreamer / SCREEN mode
- Love Balloon / Silent Siren
- stella☆ / SILENT SIREN
- 八月の夜 / SILENT SIREN
- プレシャス・セトラ / SiSH
- 未来色ワンピース / smileY inc.
- 恋の魔法 / SPR5
- 未来イマジネーション! / SPRiNGS
- 70億分の9の奇跡 / SPRiNGS
- 青春サイダー / SPRiNGS
- サクラミツツキ / SPYAIR
- 姫は乱気流☆御一行様 / Starmarie
- Secret Dream / Stellamaris
- Brilliant Wings / Stellamaris
- TSU・BA・SA / StylipS
- Shine on Me!! / Tetrarkhia
- CRAZY NOISY BIZARRE TOWN / THE DU
- adrenaline!!! / TrySail
- sewing dream / TrySail
- primary / TrySail
- オリジナル。 / TrySail
- 星屑☆シーカー / WITCH NUMBER 4
- Last Proof / ZAQ
- OVERDRIVER / ZAQ
- Philosophy of Dear World / ZAQ
- カタラレズトモ / ZAQ
- エキストラレボリューション / ZAQ
- 純情スペクトラ / Zwei
- SUNNY DAY SONG / μ's
- そして最後のページには / μ's
- 光になれない / ЯeaL
- 君色に染まる ~アース・スター ドリームver.~ / アース・スター ドリーム
- I'm サンシャインガール / アマテラスオオミカミ
- WINNING MELODY / ウイニングチケット
- Special Record! / ウマ娘
- ハツコイノオト / ウワサノペタルズ
- EMPRESS GAME / エアグルーヴ
- Hands / オーイシマサヨシ
- Green Fairy / カーバンクル
- ワンダーランドの角砂糖 / カーバンクル
- アイヴィー / サイダーガール
- 14 歳のサマーソーダ / サンボンリボン
- セカイのヒミツ / サンボンリボン
- 嘘 / シド
- 舞台少女心得 / スタァライト九九組
- Circle of the Revue / スタァライト九九組
- キラめきのありか / スタァライト九九組
- グロウアップ・シャイン! / スピカ
- Super Noisy Nova / スフィア
- vivid brilliant door! / スフィア
- 全速! 前進! ウマドルパワー☆ / スマートファルコン
- 発見者はワタシ / たぴみる
- ここからのスタート / ツクモ
- Never Ending Fantasy / ディアンサ , リナリア , ハリエ , ジオラ , カンナ
- 最Ψ最好調! / でんぱ組.inc
- 恋時雨 / ときめきアイドル project
- ニホンゴワカリマセン / トマリン
- 感情ノ黎明 / ナリタタイシン
- 1'st EVOLUTION→ / ハクア・ド・ロット・ヘルミニウム
- METAMORISER / バンドじゃないもん!
- 恋する世界 / ファインモーション
- ハートをRock!! / プラズマジカ
- 青春はNon-Stop! / プラズマジカ
- Ready Go!! / まじかる☆あ~る
- 我武者羅彡ガール / ミカリナ
- イヌのポリスメン / ミネラル★ミラクル★ミューズ
- バイバイエール! / ミルキィホームズ
- We are the Miracle Holmes♪ / ミルキィホームズ シスターズ
- ベィビィバード!~ガクエンロジック~ / リオネス・エリストラートヴァ, ニーナ・アレクサンドロヴナ, 京橋万博
- ワルキューレがとまらない / ワルキューレ
- 一度だけの恋なら / ワルキューレ
- Eternal Star / 亜咲花
- Play the game / 亜咲花
- Fancy You / 愛城華恋、神楽ひかり
- ideal white / 綾野 ましろ
- スパイラルガーデン / 綾野ましろ
- infinity beyond / 綾野ましろ
- Grow Slowly / 井口裕香
- RE-ILLUSION / 井口裕香
- Breaking the dark / 雨宮天
- 進化系Colors / 衛藤可奈美 , 十条姫和 , 柳瀬舞衣 , 糸見沙耶香 , 益子薫 , 古波蔵エレン
- 勇気のReason / 園田海未
- ON STAGE LIFE / 音楽少女
- パレイド / 夏川椎菜
- 向かい風に打たれながら / 茅原実里
- too late? not late... / 茅原実里
- 覚醒フィラメント / 茅原実里
- オオカミとピアノ / 久海菜々美
- Lovely Lovely Strawberry / 久保ユリカ
- SHOUT! / 宮野真守
- 決意の翼 / 暁月凛
- コイノシルシ / 駆け魂隊
- True Blue Traveler / 栗林みな実
- 疾走論 / 原田ひとみ
- わたしのクリスタル / 更識簪
- ID-0 / 佐咲紗花
- ダンシング / 佐伯ユウスケ
- Light for Knight / 三森すずこ
- 革命のマスカレード / 三森すずこ
- WONDER FLIGHT / 三森すずこ
- 夢見る! 信じる! 未来叶えて! / 三森すずこ
- Sun Shower / 寿美菜子
- STRIDE / 寿美菜子
- girly highester! / 寿美菜子
- Star*Trine / 春宮 空子、瀬月 唯、 羽田 千乃、火ノ前 留奈、 高花 ひかり、古風 楓、 柚木 ミユ、泉水 つかさ、 坂上 八葉
- Ripple Effect / 春奈るな
- 素敵なキセキ / 春日未来
- アフタースクールパーリータイム / 所恵美
- Swing heart direction / 小松未可子
- プラチナ・パスポート / 小倉唯
- Future Strike / 小倉唯
- ハイタッチ☆メモリー / 小倉唯
- brand-new magic days / 新垣雛菜
- Independence / 神崎エルザ
- ブランブル / 水樹奈々
- BRACELET / 水樹奈々
- ドリームライダー / 水樹奈々
- Lucky Clover / 水瀬いのり
- 星屑のコントレイル / 水瀬いのり
- 旅の途中 / 水瀬いのり
- Starry Wish / 水瀬いのり
- MELODY FLAG / 水瀬いのり
- アイマイモコ / 水瀬いのり
- 追憶のサンドグラス / 星井美希
- ソラノイロ / 石田燿子
- 桃色ファンタジー / 千菅春香
- カサブタ / 千綿ヒデノリ
- Tiny Tiny / 村川梨衣
- にゃんダフルらぶ / 大橋彩香
- ワガママMIRROR HEART / 大橋彩香
- 彩りPlace / 大橋彩香
- 流星タンバリン / 大橋彩香
- 前を向いて! / 大城あかり
- HOWLING / 大野柚布子,遠藤ゆりか,古賀葵
- apple*colorful*princess / 竹達彩奈
- 鳥籠スクリプチュア / 天空橋朋花
- GANG☆STAR / 天堂真矢、西條クロディーヌ、 石動双葉、花柳香子
- GAMERS! / 天道花憐 &星ノ守千秋 &亜玖璃
- 恋、堕ちるコトナカレSS / 天道花憐
- RESOLVE / 田所あずさ
- Decided / 徳川まつり x 馬場このみ
- ワク☆ドキSHOOTER / 奈々菜パル子
- +INTERSECT+ / 内田真礼
- ギミー! レボリューション / 内田真礼
- 魔女になりたい姫と姫になりたい魔女のラプソディー / 内田真礼 Feat. 上坂すみれ
- TRIal HEART ~恋の違反チケット~ / 南みれぃ
- 進化系HEROINE / 楠田亜衣奈
- キセキ的Shining! / 虹川仁衣菜 , 椎柴識理 , 箕輪みかさ
- HEARTACHE=恋と予感 / 飯田里穂
- サクラメイキュウ / 分島花音
- パンプキン・ミート・パイ / 麻倉もも
- AURORA / 藍井エイル
- frozen eyez / 藍井エイル
- 翼 / 藍井エイル
- アカツキ / 藍井エイル
- Mint Flavor / 流華・ソバガスキー
- Blow out / 鈴木このみ
- RIPTIDE / TRUE
- 鍵のない鳥籠 / TRUE
- TRUE COLORS / TRUE
- Joy Heart / TRUE
- UNISONIA / TRUE
- 分身 / TRUE
- パズル / TRUE
- GENESIS CODE / TRUE
- Our sympathy / +α/あるふぁきゅん。
アニサマ2018感想 3日目
最後!3日目!最初に言っておきますが天晴れでした。
01 ANISAM A GO GO / ミルキィホームズ×i☆Ris×上坂すみれ×東山奈央
ミルキィが最後のアニサマなので「正解はひとつ!じゃない!!」で大人数でコラボすると思ってましたが、まさかの「ミルキィ A GO GO」。しかも開幕に。ラスサビ後に肩を組む振付があるのですが、連番者とその真似をするのがとても楽しいです。
02 うまるん体操 / 妹S
03 かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ! / 妹S
開幕はコラボなりで使われるとして、2曲目は「うまるん体操」の「はい、最初は準備運動~」から始まってほしいと思っていたので、それ通りになって思わず叫んでしまいました。「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」で誰かが歌詞を忘れたーと叫んでいて、プロとしてどうなのかとは思いましたが、笑いを取れていたのでまあいいでしょう。
04 ホトハシル / ORESAMA
05 流星ダンスフロア / ORESAMA
ORESAMAを生で見るのが初めてだったので新鮮でした。「流星ダンスフロア」楽しいですねぇ。
06 Snow halation / THE MONSTERS
評価高いようですが、自分はあまり良くは思いません。まず、JAMが別名義で出てきただけでシクレ扱いなのがおかしい。そして、1日目の感想にも書きましたがアニサマ運営はμ's声優を同日にまとめて出すとういうことを明らかに意図的にやってきました。1日目で三森と内田がコラボでやってくれればよかったのに、なんで3日目にやるのかと。しかも3日目には三森と徳井がミルキィでいるのに出してこない。どんだけ弄べば気が済むねん。
終わった後にツイッターで、三森と徳井がこれを見て泣いていたという報告があり、それが唯一救われた点でした。
07 Hell Yeah!! / ヘルシェイク矢野
08 POP TEAM EPIC / 上坂すみれ
ヘルシェイクやっぱ必要なかったわ。ギターのくだりでスクリーンが開いてマーティー・フリードマンでも出てくるのかと思ったら、ギター関係ない「POP TEAM EPIC」が始まって流石に意味が分からな過ぎた。(ポプテピ繋がりなのはわかるけど。)ヘルシェイクで時間使うぐらいならORESAMAとコラボで上坂に「アンチテーゼ・エスケイプ」やらせてあげれば良かったのに。
09 鏡面の波 / YURiKA
10 Shiny Ray~MIND CONDUCTOR / YURiKA
3日目の天晴れポイントその1。1日目の亜咲花と同じくアニサマ初出場の夢を叶えた若手アニソンシンガーです。
リハの写真で魔女帽子を被っているダンサーがいたので、リトルウィッチアカデミア(以下LWA)は確定として残りは最新の「ふたりの羽根」かなあと思っていたらまさかの「鏡面の波」。インパクトのある登場でした。
その「鏡面の波」の暗い雰囲気が一転して今度はLWAのターン。まず、LWAの映像が流れ始め、主人公アツコがYURiKAの紹介をするというLWAファンにとってはたまらない演出があって感動しました。そして「Shiny Ray」を披露。正直これだけでも全然満足でした。YURiKAはアニサマのステージで「Shiny Ray」を歌うのが夢と言っていて、彼女がその夢を叶える瞬間を、しかもLWAの演出付きで見られただけで満足でした。しかし、これだけでは終わらせないのがYURiKAのすごいところ。「Shiny Ray」がテレビサイズで終わったと思ったら「MIND CONDUCTOR」のイントロが聞こえてきてもうダメでしたね。本当にこの曲が好きすぎるのでアニサマの舞台で聞けてめちゃくちゃ嬉しかったです。歌詞も初めて夢の舞台に立つ彼女にピッタリなんですよね。ありがとう、YURiKA。
11 オトモダチフィルム / オーイシマサヨシ
YURiKAで感情になりすぎてあんまり記憶がないです。
12 Jewelry / 早見沙織
13 新しい朝 / 早見沙織
「Jewelry」ではんなりして、新曲ではトイレに行きました。トイレ休憩できたので感謝しています。
14 True Destiny / 東山奈央
15 灯火のまにまに / 東山奈央
どちらもほどほどに盛り上がっていい感じでした。
16 FEELING AROUND / 鈴木みのり
17 リワインド / 鈴木みのり
18 Catch You Catch Me / 早見沙織×鈴木みのり
鈴木みのりが盛り上げ方うまくて良かったです。「リワインド」ははんなりする予定でしたが振付講座があったのでやっておきました。コラボは2人ともカートキャプターさくらの主題歌を担当しているということで、去年「プラチナ」やったし「Catch You Catch Me」やろなあと思っていたら案の定でした。
19 アルカテイル / 鈴木このみ
20 歌えばそこに君がいるから / 鈴木このみ
21 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い / 鈴木このみ
前半トリは安定の鈴木このみ。まさかゲータイの「アルカテイル」をやるとは。まあkey作品だし妥当か。夏らしい曲でスクリーンにも青空が映っていて良かったです。「歌えばそこに君がいるから」が終わったとMC入ると思ってたらノータイムで「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」が始まってひっくり返りました。
22 トクベツいちばん!! / 麻倉もも
23 誓い / 雨宮 天
24 フワリ、コロリ、カラン、コロン / 夏川椎菜
シクレ枠らしいね。シクレに金使ってなさすぎて呆れました。プリちぃ曲に挟まれた「誓い」の浮いてる感凄かった。アニサマのツイッター見たら「フワリ、コロリ、カラン、コロン」のときに夏川のアー写が「パレイド」のやつだったので違うだろ?となりました。以上です。
25 Changing point / i☆Ris
26 キュウキョクのプリパラメドレー Make it!~ミラクル☆パラダイス~Realize!~ドリームパレード~ブライトファンタジー~Goin’on~Ready Smile!!~Shining Star~Memorial / i☆Ris
3日目の天晴れポイントその2。キュウキョクノプリパラメドレーが本当に究極すぎて神ってた。単にアニメサイズを連続でやるのではなくて繋ぎも工夫していたのが良かったですね。「Realize!」がCメロから始まったときは3日間で一番の汚い声を出してしまいました。また、最近干されがちだけど個人的に大好きな「ブライトファンタジー」が久ぶりに聞けたのも最高でした。最後の「Memorial」がま~~エモい。
27 Baby Sweet Berry Love / 小倉 唯
28 永遠少年 / 小倉 唯
キュウキョクノプリパラメドレーが終わったと思ったらいきなり「Baby Sweet Berry Love」が流れてきて高まり死ぬかと思った。「永遠少年」では小倉唯がPVでしている飛びポでないところでの疑似ラスサビジャンプをせっかく真似したのに、本人はしていなくて煮えた。
29 零 / 蒼井翔太
30 Eclipse / 蒼井翔太
かっこいい曲2連でやってくれたので評価高い。
31 カーストルーム / ZAQ
32 JOURNEY / ZAQ
33 シュガーソングとビターステップ / ZAQとOxT
「カーストルーム」去年やってないからしょうがないけど「BRAVER」潰されたのが痛い。「Serendipity」は半ば諦めてたのでまあいいですが、やっぱりSSAという大きな会場でフリップフラッピングしたかったなあ。「JOURNEY」のラスサビジャンプで気持ちよく飛べたので満足です。
34 GO CRY GO / OxT
35 Silent Solitude / OxT
やっぱりおしゃべりクソメガネさんは盛り上げるの上手いですね。76回のヴォイ楽しかったです。
36 Brand New Theater! / アイドルマスター ミリオンライブ! ミリオンスターズ
37 Princess Be Ambitious!!~Angelic Parade♪~FairyTaleじゃいられない / アイドルマスター ミリオンライブ! ミリオンスターズ
38 UNION!! /アイドルマスター ミリオンライブ! ミリオンスターズ
「Brand New Theater!」聞くたびに何で飛び禁現場のはずなのにこんな飛びポ多いんだろうと不思議で仕方なくなります。それはそれとして、「FairyTaleじゃいられない」「UNION!!」の堀江2連は良かったですね。
39 正解はひとつ!じゃない!! / ミルキィホームズ
40 雨上がりのミライ~聞こえなくてもありがとう / ミルキィホームズ
3日目の天晴れポイントその3。「正解はひとつ!じゃない!!」飽きたと思ってたけど不思議と高まれた。最後だから「雨上がりのミライ」はやると思ってたけど、「聞こえなくてもありがとう」はズルじゃん…。
41 Shining Storm ~烈火の如く~ / JAM Project
42 THE HERO !! ~怒れる拳に火をつけろ~ / JAM Project
43 VICTORY~GONG~鋼のWarriors / JAM Project
44 SKILL / JAM Project
トリはお待ちかねのJAM。アツイ、アツすぎる。アニソンフェスは、アニサマはやっぱこうであってほしいと思わされました。「GONG」や「SKILL」での合唱が気持ちよすぎますね。「SKILL」で無限に飛ぶのも気持ちいい。平成最後のアニサマをJAMで締めてくれて感謝です。
総評
ヘルシェイクとシクレ以外は天晴れな3日目でした。心なしか客も1,2日目より盛り上がる準備ができていた気がします。これもJAMのおかげなのかなあ。
YURiKA、i☆Ris、ミルキィとメドレーでやってくれたアーティストが多く満足度が高いです。
結局3日間通して松本梨香来ないし「OK!」とはなんだったのか。来年は今年シクレに使わなかったお金をふんだんに消費して豪華にしてくれることを期待しています。